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pas à pas

前に進もう…少しずつ。少しずつ。

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昨日からバカンス期間に入りました。約2週間の休みです。
まだフランスに来て4か月しか経っていないし、2週間しかないので、さすがに日本に帰るのもどうかなと思い今年はリヨンでクリスマス&年越しです。
年末年始は毎年松山に帰って家族と一緒にしていたので、今年は初めて家族と離れて年を越します。
ちょっと寂しいようなワクワクするような…?

先週1週間はなんだか畳みかけるように色々とありました。
先週の土曜日にはとっても綺麗な教会でバッハのモテットを演奏しました。今回はチェンバロでは無くてオルガンで通奏低音。
響きもとても良く、お客さんも満員の教会で、とても良い経験だったなと思います。
プログラムは僕が担当したモテットの他に、もう1曲父バッハのモテット、それからC.P.E.バッハのマニフィカトの3曲だったのですが、僕の出番は1番最初だったので他の曲は会場の中で聴くことが出来ました。聴いているのも楽しかったです。またこんなところで演奏出来るといいな!
↓会場の写真。終演後に取りました。


それから火曜日には通奏低音のプレゼンテーション。もちろんフランス語で(-_-;)
毎週1人ずつ門下生が17世紀イタリアの通奏低音の文献について話すのですが、先週は僕の担当。A.アガッツァーリとL.ヴィアダーナの文献について話しました。日本語ならプレゼンテーション自体に苦手意識はないのでどうにかなるのですが、今回はフランス語で話さなければいけなかったので話すことを一字一句書いて、『ここでこの楽譜見せる』とか『ここで先生に質問する』とか細かく書いていきました。噛みまくったし、良い間違いもしましたが、どうにか無事終えました。
今の僕にとってはとてもハードルが高かったのですが、良い勉強の機会になりました。
こういう1次資料に基づいてじっくり勉強したかったので、続けて他の文献も読み進めたいと思います。
その日の夜にはチェンバロソロの門下生のミニ発表会がありました。
もう火曜日は帰ったらヘトヘトでした。。。

水曜にはアルスムジカもプチテスト。グイードのミクロログスに基づいてオルガヌムを作って歌ってきました。最初説明された時には頭の中が『?』でいっぱいでしたが、今は大分慣れて結構面白いなとも思えるようになってきました。授業内では並行してノートルダム楽派のオルガヌムも勉強しているのですが、綺麗な写本をただ眺めるだけでなくて、実際頭で理解しながら読み進められるようになるのは嬉しいです。

アルスムジカ以外の授業&レッスンでも、有無を言わさず1次資料をどんどん使いながら勉強していくので大変ですが、ずっとこういう勉強をしたかったので楽しいし、充実感を感じています。

そのあとも金曜日までハープのレッスンがあって気が抜けなかったのですが、とにかく無事バカンスにたどり着けて一安心です。

明日からは1泊2日だけ、アヌシーに行ってきます。あまり寒くないといいな!


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先日旅行から帰ってきました。

34日の日程で、3日間はアヴィニョンを観光し、うち1日でアルルに日帰りでいってきました。
 

 

どちらの街も大きくはないですが、それぞれ違う時代にイタリアからの影響を受けて栄えた街なので、リヨンとはまた違う雰囲気を感じる、個性的で綺麗な街でした。人も少ないからか道もとても綺麗でした。リヨンの道が汚いのはやはり人が多いからでしょうか…。

 

まずはアヴィニョンの写真。

街には城壁があり、沢山の観光地がこの中の城壁の中にあります。


 

アヴィニョンといえばやはり橋!生憎橋を見学した日、午後から信じられないくらい天気が悪くてなって、びしょびしょになりながらの観光でした。日本語も入った音声ガイドも無料で貸してもらえるのですが、過去にあった大雨、洪水のことなども解説されていて、晴れの日に見るよりもリアリティがありました。。。ちょっと怖かった(-_-;)

 

その日の夕方には雨も上がり、川沿いを少し散歩しました。夕日をバックに水面に映る街は本当に綺麗でした。

 

あとアヴィニョンは14世紀に教皇庁が一時移された場所です。世界史でちらっと聞いた覚えがある『教皇のバビロン捕囚』の行われた場所です。世界史もう少しちゃんとやっとけば良かったな…。

 

この教皇庁も見学できます。外から見ても大きいですが、中に入ってさらにその大きさを実感しました。1部入れないところや写真撮影禁止という場所もありましたが、ざっと見学するだけでも1時間半くらいは掛かるくらい広く、多くの部屋は見学可能なので十分に楽しめました。撮影禁止の教皇の部屋には壁に絵が描かれていてとても可愛らしいのですが、残念ながら撮れませんでした。。。革命の時に荒らされたらしく、聖人の像の頭が無かったり打とか、意図的にどこかが壊されていたりもして、少し悲しい気分にもなりました。

 

美術館もいくつかありますが、教皇がかつて住んでいた邸宅や、18世紀の貴族の家、教会などの中に作られているので展示されている作品だけでなく、建物自体も見ていて楽しかったです。
 
 
 

↑どれも美術館です。

また、最終日には橋の川を挟んで対岸にある
Villeneuve-lès-Avignonにも行きました。同じアヴィニョンですが、全然違う雰囲気の街でした。

こちらの街には要塞やフィリップ端麗王の塔などがあり、全部は観きれませんでしたが、要塞には入ってみました。要塞の中には僧院もあり、かわいいお庭がありました。良い時期に行くと、薔薇が沢山咲いているそうです。ただこの日は運悪く重い荷物を持っての観光になってしまったので大変でした。

 

↑サンタンドレ要塞とその中の修道院の中庭。
お庭のほうは有料でしたが、要塞だけなら、なんと外国人留学生は無料で入れました!

日帰りしたアルルはフランスのローマと言われるくらい、古代ローマの遺跡がたくさん残っていました。コロッセオ、歌劇場、テルマエ(公衆浴場)など見どころは沢山ありましたが、1日いればとりあえず全部見ることは出来ました。ただ、アリスカンという墓地にいった時には何だか良くわからない体の不調を感じたので入口から少し進んだところで引き返しました。。。なんだったんだろう(^-^;

↑円形闘技場

↑歌劇場

 
↑テルマエ

特にアルルで印象深かった場所はサントロフィーム教会とその修道院の回廊です。空気もどこか澄んでいる感じで、回廊の彫刻も美しいまま残っているものが沢山あり、自然に黙って見学していました。

 

歩きまわったので少し疲れましたが、本物の歴史上の建物や街を見てリフレッシュできたように思います。

 

さて、今週からは学校です。また頑張ろう!

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タイトルはフランス語にしてみましたが、内容は日本語です(>_<)


今週から1週間バカンスです。やったー\(^o^)/
Toussaint、万聖節のお休みだそうです。

10月に入ってからはフランス人のリコーダーの同級生とアンサンブルを出来ることになったり、Ars musicaの授業が本格的にわからなくなって焦ったりと、毎週結構クタクタになりながら過ごしていました。
特に最近は結構朝と夜冷え込むので、風邪ひかないように注意しないといけないなと思います。

でも授業でわからないことも一緒にアンサンブルしている親切なリコーダーの同級生が時間を作って教えてくれたり、先週にはハープの先生と話して、レッスンを受けられることになったりと良いことも色々ありました。演奏会もいくつか聴きに行くことが出来たので、嫌なことも少なからずありますが、充実した時間を過ごせているような気がします。ヨーロッパの建物の中で聴く音は日本とは全然違う感じです。文章では書きにくいですが。。。古楽器は特に響きが大事だと思うので、この環境の中でしか勉強できないことを吸収できるといいなと思います。

学校で勉強している内容は興味もあるし、大変なことがあってもそんなに辛くは思わないのですが、相変わらず語学の面で困ることは多いので、バカンス明けにはもうちょっとフランス人と一対一で話す機会を増やそうと思います。僕にとって話かけるのはちょっと勇気が要りますが、そこは頑張らないといけません。。。幸い古楽の同級生は良い人たちっぽいので、嫌がらずに相手してくれると嬉しいです。特に理論系の授業は先生が話すスピードも速いので、聞く量、話す量を増やして、慣れていきたいと思います。フランス語難しいー(((^_^;)

さて、ともかくバカンス!このバカンスは南に下ってアヴィニョンとアルルに行く予定です。出発は火曜日、楽しみです(*^^*)
写真は特に関係ないですが、散歩しながら取った写真をいくつか。

公園の中

夜の散歩で撮った写真。

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あっという間に10月になりました。
来たころは日差しがきつくて暑くて暑くてたまらなかったのに、ここのところ結構寒いです。
朝とか夜は特に冷えるなと思います。

学校は授業、レッスンが本格的に始まりました。
夜まで授業がある日はイルミネーションが見られて嬉しい(^-^)学校もこんな感じに↓



先週はあることのお祝いにブションに行ったり、

旧市街を散歩してクレープ屋さんでお茶したり


味噌や日本のカレールーを売っているお店を教えていただいたので、自宅でカレーやお味噌汁の美味しさに感動したり、割と元気に過ごしていました。


ご飯を食べるだけではなくて、作るのも多分好きなので、毎日自炊していても苦じゃないし、同居ではないですが、毎日一緒にご飯を食べる相手がいるのでコストも安く済み、色々なものを作れるのでいい気分転換になっています。
昨日は牛の赤ワイン煮込みを作りました。日本と違って牛肉が特別値段が高いわけではないし、ワインも安いので、こういうものを作っても意外に安い。



ただ今週は電気の契約にようやく行ったり、交通機関がストで止まったり、その他いろいろあり、さすがに疲れたのか、週の後半はフランス語を話されてもアルファベットがただ耳を通過しているような感じになり、ギブアップ寸前という感じなので今日は休憩。家に籠って洗濯、掃除、授業の復習などをやりつつ休みます。

写真がご飯だの観光だのばっかりですが、学校もちゃんと行ってます!
なのでちょっと学校のことも書きます。
レッスンの他に必修の授業がいくつかあり、装飾音や調律、この学校の古楽科の名物と言われている(らしい)、Ars Musicaという授業もあります。

このArs Musica先輩の話によると、去年よりも2時間短くなり、内容も少しゆるくなっているみたいですが、それでも午後1時から5時まであるので結構疲れます。
1年目は中世、2年目はルネサンス、3年目がバロックとテーマが決まっているみたいで、今年仮にこれを落とすと来年ルネサンスと並行しながら取らないといけないらしいです。。。そんなの無理なのでどうにか取ってしまいたい(>_<)

今はグレゴリオ聖歌をネウマ譜を見ながら歌ったり、グイードの手を使ってソルミゼーションを練習したりしています。この辺は日本でも授業を受けたし、事前に少し調べておけばどうにかなりました。しかし、今週あったDasiane記譜法は見たことも聴いたこともなく、見ながら歌えとか言われても本当に意味が分からず、先生もわからにやつに説明する気はないのか、なんかニコニコ見てくるだけ…焦りました!!!帰ってからググって、フランス語のページを見つけ、割とわかりやすいページだったのでどうにか復習できています。
来週からはオルガヌムの即興をやるそうで…大変!でもハープで中世の曲もいくつか弾いていたので、レパートリーに近い理論を毎週やれるのは嬉しいです。理論だけじゃなくて実際に音に出してみるのも興味深いです。全部1発で理解するのは無理ですが、M川さんやT川さんの本も使いながら、わかることを増やしていければと思います。

来週は金曜日にダンスのクラスがあります。ルネサンスとバロックは触れたことがあるのですが、この学校ではバスダンスにも触れるそうです。毎週あるわけではないので少し残念ですが、面白そうです。この週末にしっかり休んで、来週に備えたいと思います。


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もうすぐリヨンに来てから1か月が経とうとしています。

2週間前から学校が始まりました。
連日説明会が続き、先週からは授業も少し始まりました。
初日からいきなりメトロが止まり、歩いていこうと思ったら迷い、遅刻!!!
初日から学校に電話をかけるという。。。信じられない始まり方をしましたが、色々な人のお蔭で何とかなっているという感じです。その他ゴタゴタ色々あったのですが、なんだかもうよくわからないうちに2週間終わってしまったという印象。ともかくフランス語で話を聴いたり、質問したりするのが難しく。。。勉強して慣れていかないといけません。。。この記事を書き終えたらまた勉強します(-_-;)同期のフランス人とコミニュケーションを取るのも、相手が親切にゆっくり話してくれるお蔭で、どうにかこうにか取れている…のか?取れていないこともしばしばありますが。

学校は町の中心からは少し遠いのですが、目の前をソーヌ川が流れており、天気がいい日に歩くのは気持ちがいいです。今日も練習の帰りに歩きました。

学校の中庭や校舎。


この土日、9/19、20は文化遺産の日ということで普段見ることのできない施設が解放されていました。土曜は市庁舎とオペラの中を見てきました。
普段は解放されていない市庁舎の中庭やその中の部屋。

この部屋は市長のオフィスだそうです。↓

それからオペラ座。外観はこんな感じ。割と近代的なデザインの建物です。

中はスタッフの方が解説付きで回ることが出来ました。こういう機会も良いリスニングの練習だと思って頑張って聞く!!!
10階にあるダンスのスタジオ。階段で全部上がらされるとは思いませんでした。。。
その後はLe parc de la Tête d'Or(直訳すると『金の頭公園』)に散歩しにいきました。この公園の名前の由来は、公園内にある湖にキリストの金の頭が埋められていたからだとかなんとか…園内には動物園や植物園があり、普段から誰でも無料で入れます。栗のクリームのかかったワッフルも焼きたてで美味しかった!



日曜は学校で練習した後、旧市街を散歩しつつ、人形の博物館に行ったり、お茶をしたり、まったり過ごしました。途中トラブールTrabouleにも入ることが出来ました。
トラブールは昔織物職人が織物を濡らさずに運べるよう、建物と建物の間をつないだ抜け道のことで、第2次世界大戦中はレジスタンスの活動にも使われたそうです。もちろん繋がれている建物に住んでいる人もいるので、今はセキュリティ上の理由などで、一般の人が通行できるトラブールは限られているそうです。


なんだかまったり休日を過ごしましたが、また明日から学校が始まります。殆どの授業が始まるので、恐らく先週より大変!体調を崩さないように頑張りたいと思います。
それにしても今は何か花粉症のシーズンなのでしょうか?町でティッシュを鼻に当てている人も見かけますし、僕も土曜に公園に行って以来、割としっかり目に花粉症の症状が出ています。
マスクして歩けないのに…勘弁してほしいです。。。

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プロフィール

HN:
曽根田 駿 Soneda Hayao
年齢:
32
性別:
男性
誕生日:
1992/08/31
職業:
チェンバロ、古楽ハープ弾き
自己紹介:
愛媛県松山市出身。
4歳からピアノを始める。
松山南高等学校在学中、チェンバロに出会い転向する。

東京芸術大学音楽学部器楽科チェンバロ専攻卒業。在学中、2年次よりバロックダンス部の部長を務める。
2015年より渡仏し、リヨン国立高等音楽院CNSMDLのチェンバロ専攻学士課程に在学。2018年6月に演奏家ディプロマDNSPMを取得した。
2018年9月より、同校のクラヴサン―通奏低音専攻修士課程、及び古楽ハープ学士課程在学。

ピアノを冨永啓子氏、チェンバロを石川陽子、大塚直哉、西山まりえ、Y.レヒシュタイナー、J-M.エイム、D.ベルナーの各氏に師事。
古楽ハープを西山まりえ、A.モイヨンの各氏に師事。

2014年3月に初のソロリサイタルを萬翠荘(愛媛)にて開催。
2015年3月には『ハープ祭り2015(西山まりえ氏主宰)』において、『プチっとリサイタル』に選出され、ゴシックハープで出演する。
東京芸大在学中より様々なアンサンブルとも共演し、ソロ、通奏低音共に研鑽を積んでいる。

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