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前に進もう…少しずつ。少しずつ。

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ずいぶん寒くなってきましたね。

新型コロナもまだまだ油断のならない状況ですが、今月は2つ演奏会がありますので宣伝をさせて下さい。

1つ目はもう今週の13日(日曜日)ですが、フランスの笛のための作品を集めた演奏会です。


演奏会詳細情報はコチラ
プログラムの1番最初は、1702年に出版された、ミシェル・ド・ラ・バールM.de la barreの『通奏低音を伴ったフラウト・トラヴェルソのための作品集』の第1組曲から始めます。
この曲集はヨーロッパで初めて出版された横笛ソロのための作品集だとされています。

この演奏会最初の曲として、ぴったりな曲になるのではないかなと思います!

その他、チェンバロでは即興演奏のほかに、フランソワ・クープランF.Couperinの第12オルドルからソロ作品も2つ演奏します。1つは『双子Les juméles』もう1つは『アタラントL'Atalante』です。
どちらも表題が曲の中に強く反映されていて面白い曲なので、こちらも楽しみにしていただけると嬉しいです!

もうすぐですが、もしお出かけいただける方はこちらのお申込みフォームからお問い合わせください。

お申込みフォーム

もう1つの演奏会は今週末とは全く色の違う、17世紀イタリアの音楽を特集した演奏会です。


演奏会詳細情報はコチラ

タイトルにある通り、ほとんどの作品がオスティナート・バス(日本語に直すと固執低音)に基づいて書かれたものです。
バロック時代は総じて即興演奏が主流ですが、今回出てくるオスティナート・バスはモニカ、ベルガマスカ、フォリア、ロマネスカは、即興演奏の基盤になった代表的なものばかりです。
もちろんプログラムの中にも即興演奏を交えて、楽しみながら演奏していきます。

こちらも是非、ご検討いただければ幸いです。
お申込みフォームはコチラ

では皆様お身体にはくれぐれもお気をつけてお過ごしくださいませ!



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チェンバロとゴシックハープの体験レッスンとミニコンサート、無事終了いたしました。
楽器を長い間やめていらっしゃった方や、触れていただくのが初めての方達の新しい発見や、音楽を楽しむきっかけづくりに立ち会えたこと、
がっつりとしたソロの曲を準備していただいた方に手助けできたこと、
こちらの方が受講して下さった皆様に励まされて、とても嬉しく、楽しい経験を沢山させていただきました。

ミニコンサートも1時間に無理やり詰め込んだ粗い音楽史みたいなプログラムになってしまいましたが楽しんでいただけた嬉しいです!
初めての方にも楽しんでいただけるような、楽しそうな曲を選んでいたら奏者的には結構ちょっと重めのプログラムになってしまったので、僕は少し疲れましたが。。。(笑)

今回時間が合わず受講していただけなかった方が何人かいらっしゃったので、お断りするのがとても心苦しかったのですが、またこのような会も定期的に開ければ良いなと思っているので、次回以降ご検討いただければ嬉しいです。

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9月に5年学んだリヨンの地から帰国しました。
帰国直前は忙しいこともわかっていましたが、後悔の無いようにと思って、録音を友人たちと一緒にしたり、最後のコンサートをしたり、学生としてとても充実した数日を過ごせました。本当に楽しかったです!


休暇中だったにもかかわらず、聴きに来てくださった先生たちと。

Matrimoineの日のために録った録音はFacebookなどでも放映されていましたが、Youtubeにも学校が上げてくれていたみたいです。まだお聴きになっていない方は是非!

エリザベス・ジャケ・ド・ラ・ゲールという18世紀のフランスで活躍した作曲家のカンタータ『セメレ』です。当時としては数少ない女性の作曲家です。

それでも、全部予定が終わってしまってからは、この5年間当たり前に見ていた景色がもうしばらくは見られないと思うと、寂しくて寂しくて、帰国直前は結構しょんぼりしていました。

帰国前日に上ったフルヴィエールの丘から


帰りの飛行機は朝1番に出る便だったので、仕方なくタクシーを予約していたのですが、時間になっても現れず、電話したら『30分後に着くから待ってて!』とか寝ぼけた声で言われるし、リヨンの空港では発券機が故障してて長蛇の列が出来てるし、着いたら荷物の1つが開いちゃってビニール袋に入れられちゃってるし、海外旅行あるあるの詰め合わせみたいな帰国になったので、日本に着いたときにはホッとしてしまいました。

またリヨンにも、ヨーロッパにも遊びに行けると良いなと思っていますが、とりあえず今後は、日本で頑張っていこうと思います!

お知らせが2つあるのですが、1つ目はホームページです!
この度、中島恵美とのデュオ『イ・フィラトーリ・ディ・ムジカ』のホームページが出来ました。帰国する前からちょこちょこ2人で準備を進めていたのですが、今後も自分たちの出演情報やちょっとしたお役立ち記事など随時更新していこうと思っています。
よかったら覗いて見てください。

ホームページ

自宅レッスン、オンラインレッスンの詳細もこちらのページからご覧いただけます。
お問い合わせフォームも設置してありますので、気になること、レッスン、出演依頼等お気軽にお問い合わせください。

また、11月14日(土)には中野のSpace 415でチェンバロとゴシックハープの体験レッスンを行います。

落ち着いて楽器に触れていただきたいので、聴講は無しにしています。楽器は初めてという方も大歓迎ですので、是非この機会にご自分の身体で楽器の響きを感じてみてください。

同日14時45分~1時間のミニコンサートも予定しています。こちらは中世からバロックまでざっと聴いていただけるようなプログラムにしています。演奏会のみを聴きに来ていただくことも出来ますので、こちらも是非ご検討ください!


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体験レッスン詳細

・日時
2020年11月14日(土)10:00~19:00
講師ミニコンサート:14:45~15:45(14:30開場)
・会場 
Space 415 スペース415
(東京都中野区新井2-48-12)
JR・中野駅北口より徒歩12分、西武新宿線・野方駅よりバスで5分
駐車については、事前にご連絡下さい。
・使用楽器
1. フレミッシュ1段鍵盤チェンバロ(AA〜d''', 415/440Hz)
2. イタリアン ショートオクターヴ1段鍵盤チェンバロ(C/E - c’’’, 415Hz固定)
3. ゴシックハープ(G~b’’)
・スケジュール
10:00-10:45 レッスン1
11:00-11:45 レッスン2
12:15-13:00 レッスン3
13:15-14:00 レッスン4
14:00-14:30 演奏会準備
14:30-14:45 演奏会開場
14:45-15:45 ミニ演奏会(1時間)
16:15-17:00 レッスン5
17:15-18:00 レッスン6
18:15-19:00 レッスン7

・料金
レッスン受講 2000円
ミニ演奏会のみ 1000円(レッスン受講者は無料です)

・お問い合わせ、お申し込み:
メール:event.hs831.cembalo@gmail.com
またはホームページのお問い合わせフォーム
お電話:050-5809-8423

※新型コロナ感染拡大防止のため、お申込み料金はお振込みでお願いしていますので、出来ればメールかお問い合わせフォームからご連絡いただければ幸いです。

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通奏低音のレッスンでどんな内容を扱っているか、簡単にご紹介したいと思います。

-通奏低音という言葉を初めて聞く方、よくわからないなという方はコチラ
簡単な説明のページです。

-レッスンの料金設定などについてはコチラ


・初心者の方
①数字の読み方と練習
初心者の方には基本的な数字の読み方の勉強が中心ですが、数字がシンプルな曲にも同時並行で取り組んでいただいています。
また、綺麗なポジションで弾けるようになるために、練習課題としてJ.-F.ダンドリューの「チェンバロによる伴奏の原則 Principes de l'Accompagnement du Clavecin (1718) 」の譜例に取り組みます。


順番としては、
・5の和音
・6の和音(「シンプルな6」と「小さな6 Petite Sixte」)
・4→3の繫留 - このあたりで17世紀イタリアの作品に取り組みます。
・7の和音
・56と減5度の和音
・2の和音
・オクターブの規則 - このあたりで18世紀フランスの作品に取り組みます。
・9の和音
・その他の不協和音
という具合です。よく使われる和音のパターンやシークエンスについてもその都度見ていきます。
②演奏の方法
アルペジオやStyle luthéなど、どう和音を弾いていくか、鍵盤用のソロ曲や、色々な一次資料を一緒に見ながら演奏法の仕方も少しずつ勉強します。
③ソロ曲の分析
既に弾いたことのある曲を通奏低音で分析してみて、どのように作曲されているか詳しく見ていきながら、レアリゼーションのヒントを探します。
・経験者の方
既に数字付き低音を読める方は、各人のご希望に沿ってレッスンを進めていきます。
①様式に沿ったレアリゼーションの方法
基本的には個人的に勉強したい作品を挙げていただき、その作品に近い一次資料を一緒に見ていきながら、様式に沿ったレアリゼーションの方法を探ります。

資料色々・・・(ここでは資料の名前は敢えて出しません。。。)





②対位法、作曲法について

良い通奏低音を弾くためには基本的な対位法の知識が必要不可欠です。時代を16世紀まで少し戻って、P.アロンやM.グイリエルムスを参考に対位法や、終止形のときの各クラウスラについて勉強します。
この勉強は、通奏低音を基礎にした即興演奏をしたり、旋律楽器奏者の方が対旋律を作ったりするときにも、有用かなと思います。
③即興演奏
様々なオスティナートバス、プレリュードやトッカータなどの前奏曲、舞曲などの即興演奏に挑戦します。



残っている作品や17世紀、18世紀の教則本からヒントを探します。

このような感じでレッスンを行います。
ご興味ありましたら、是非こちらの申し込みフォームからお気軽にお問い合わせください。

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5月よりオンラインレッスンを実施します。
主だっては通奏低音のレッスンですが、ご希望の方にはチェンバロ、バロックハープ、中世ハープのソロのレッスンも行っています。

通奏低音のレッスンについて、詳しい内容はコチラから
そもそも「通奏低音って何かよくわからない。良く知らない」という方は、こちらのページで簡単な説明をご覧いただけます。

通奏低音のは、鍵盤奏者の方だけでなく、旋律奏者の方、歌の方の楽曲分析や理論の理解、即興演奏の基礎としてお役立てていただけると思いますので、是非一度ご体験下さい!
初心者の方にも、経験者の方にもレッスン毎に復習に使っていただけるPDFをお渡しして、じっくり取り組んでいただいています。

詳しくは以下をご覧ください。

〇プロフィール
僕のプロフィールはコチラからご覧ください。

〇内容
基本的には楽典と通奏低音を中心に続けさせていただきます。
旋律楽器、声楽の方も楽曲分析に有用だと思いますので、どうぞ一度ご体験下さい。

・楽典(音程、リズム、和声...その他の基礎理論諸々)
・通奏低音初めての方…数字付き低音の読み方(和音の種類やカデンツの勉強)、実施例の添削
・通奏低音経験者の方…実施例の添削、即興演奏の練習
その他、個人的に勉強したいことがある方はレッスン内容をカスタマイズします。

・ソロについて
ソロのレッスンに興味を持って下さっている方もいらっしゃいましたので、
録音を送っていただいて、それにコメントさせていただく(メール、またはSkype、Zoom)
という形でのみ実施します。
対象は
チェンバロ、ゴシックハープ、バロックハープを既に経験している方

または

ピアノで弾くバロックの曲を、チェンバロ奏者の視点を交えて見てみたい方

とさせていただきます。
※初めて楽器に触れる方にオンラインで体験のお手伝いをさせていただくのは難しいため、初心者の方へのソロのレッスンは現状開講できません。ご了承ください。

演奏の解釈はもちろん、曲の分析や歴史的背景のお話も通して、音楽に向き合うお手伝いが出来れば嬉しく思います。

〇レッスン料
・通奏低音
-初回のみ無料(30分)
-1時間/ 4000円
-30分/ 2000円
30分(2000円)単位での追加可能とします。(最長2時間レッスン時間は2時間まで)まとめて長くレッスンしたい時にご検討下さい。

・ソロのレッスン
-初回のみ無料(メールでのコメント1通分/Skype、Zoomでの通話30分以内)
-メールでのコメント1通分/ 3000円
-Skype、Zoomでの通話40分以内/ 3000円

〇お申込み

初回の無料レッスンは、こちらのお申込みフォームよりお願い致します。
初回レッスンお申込みフォーム

その他詳しいお問い合わせは、メールでも受け付けています。

event.hs831.cembalo@gmail.com


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プロフィール

HN:
曽根田 駿 Soneda Hayao
年齢:
32
性別:
男性
誕生日:
1992/08/31
職業:
チェンバロ、古楽ハープ弾き
自己紹介:
愛媛県松山市出身。
4歳からピアノを始める。
松山南高等学校在学中、チェンバロに出会い転向する。

東京芸術大学音楽学部器楽科チェンバロ専攻卒業。在学中、2年次よりバロックダンス部の部長を務める。
2015年より渡仏し、リヨン国立高等音楽院CNSMDLのチェンバロ専攻学士課程に在学。2018年6月に演奏家ディプロマDNSPMを取得した。
2018年9月より、同校のクラヴサン―通奏低音専攻修士課程、及び古楽ハープ学士課程在学。

ピアノを冨永啓子氏、チェンバロを石川陽子、大塚直哉、西山まりえ、Y.レヒシュタイナー、J-M.エイム、D.ベルナーの各氏に師事。
古楽ハープを西山まりえ、A.モイヨンの各氏に師事。

2014年3月に初のソロリサイタルを萬翠荘(愛媛)にて開催。
2015年3月には『ハープ祭り2015(西山まりえ氏主宰)』において、『プチっとリサイタル』に選出され、ゴシックハープで出演する。
東京芸大在学中より様々なアンサンブルとも共演し、ソロ、通奏低音共に研鑽を積んでいる。

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