pas à pas
前に進もう…少しずつ。少しずつ。
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今日は午後の更新になってしまいました。
今日の午前はリコーダー奏者の方のレッスン。以前から対位法のレッスンを受け続けて下さっているのですが、最近は自分でテノール声部の定旋律に基づいて作ったシンプルなソプラノ声部に、ガナッシのフォンテガーラをのディミニューションを付けてみるという勉強をしています。
ガナッシのディミニューションの種類がソプラノ声部と相性が良く、いきなり長い曲につけると大変なのもあって、今までの対位法の復習もしながら取り組んでいます。
まずは3声部足して4声を作ってからディミニューションの譜例を当てはめてみるという形で行っていますが、譜例によっては他の声部と問題が起こるものがあったり、元のフレージングと噛み合わないものがあったりと、色々調整しなければいけない点もあり、短いシンプルな曲だとそれも直しやすいので良い感じに進められている気がします。
ガナッシの文章ももちろん読みながら進めていますが、今日はプロポルツィオの話が出てくるRegola 2とRegola 3の箇所まで進みました。ガナッシの文章もやや煩雑で、ちょっと説明不足のところもあるので、1つ1つ理解できたかどうか確認しながら読み進めています。
いつかばっちりカッコいいディミニューションを披露できるように、一緒に頑張り続けてくれると嬉しいな!
今日の午前はリコーダー奏者の方のレッスン。以前から対位法のレッスンを受け続けて下さっているのですが、最近は自分でテノール声部の定旋律に基づいて作ったシンプルなソプラノ声部に、ガナッシのフォンテガーラをのディミニューションを付けてみるという勉強をしています。
ガナッシのディミニューションの種類がソプラノ声部と相性が良く、いきなり長い曲につけると大変なのもあって、今までの対位法の復習もしながら取り組んでいます。
まずは3声部足して4声を作ってからディミニューションの譜例を当てはめてみるという形で行っていますが、譜例によっては他の声部と問題が起こるものがあったり、元のフレージングと噛み合わないものがあったりと、色々調整しなければいけない点もあり、短いシンプルな曲だとそれも直しやすいので良い感じに進められている気がします。
ガナッシの文章ももちろん読みながら進めていますが、今日はプロポルツィオの話が出てくるRegola 2とRegola 3の箇所まで進みました。ガナッシの文章もやや煩雑で、ちょっと説明不足のところもあるので、1つ1つ理解できたかどうか確認しながら読み進めています。
いつかばっちりカッコいいディミニューションを披露できるように、一緒に頑張り続けてくれると嬉しいな!
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昨日は通奏低音の生徒さんがいらっしゃいました。
たまたまですが最近は通奏低音の生徒さんに歌の曲に取り組んでいる方が多くいらっしゃいます。
昨日の生徒さんは、F.ガスパリーニのCaro laccio...とH.パーセルのStrike the Violの伴奏をご友人に頼まれたということで一緒に見ていきました。
歌の通奏低音は左手にすごく難しいパッセージが出てくることは少ないですが、歌詞が付いている分、器楽の曲では見え辛い部分も勉強できるので、僕も短い曲を選んで渡す場合が多いような気がします。僕自身は歌の伴奏すごく苦手だったのですが、今はすごく好きだし、生徒さんにも是非勉強してほしいので知らず知らずのうちに歌の曲を渡すことが増えていました。
歌詞を読んで、歌ってフレージングを良く考えながら、左手のアーティキュレーションやアルペジオの広げ方、打鍵と離鍵、そして綺麗な声部配置で正しいハーモニーが弾けること、沢山気を付けなければならないので短い曲でも勉強に時間がかかります。本当は欧州の言語を学ぶことが一番大事で、時間がかかっても一番の上達の近道ではあるのですが、その辺りは追々、各自のペースでやるしかないかなと思うので、レッスンの時間でとりあえず出来る限りサポートしながら、発音の練習や意味の理解には取り組むようにしています。
本来は器楽曲でも同じように気を付けなければいけないのですが、歌詞が伴奏付けの強力なガイドになってくれるお陰で、経験が浅い人でも改善点を理解してもらいやすいため、通奏低音のレッスンでは歌の曲を重宝しています。
昨日の生徒さんは次回はご友人と一緒に来て下さるそうで、頑張った成果をまた聴かせてもらうのが楽しみです!
たまたまですが最近は通奏低音の生徒さんに歌の曲に取り組んでいる方が多くいらっしゃいます。
昨日の生徒さんは、F.ガスパリーニのCaro laccio...とH.パーセルのStrike the Violの伴奏をご友人に頼まれたということで一緒に見ていきました。
歌の通奏低音は左手にすごく難しいパッセージが出てくることは少ないですが、歌詞が付いている分、器楽の曲では見え辛い部分も勉強できるので、僕も短い曲を選んで渡す場合が多いような気がします。僕自身は歌の伴奏すごく苦手だったのですが、今はすごく好きだし、生徒さんにも是非勉強してほしいので知らず知らずのうちに歌の曲を渡すことが増えていました。
歌詞を読んで、歌ってフレージングを良く考えながら、左手のアーティキュレーションやアルペジオの広げ方、打鍵と離鍵、そして綺麗な声部配置で正しいハーモニーが弾けること、沢山気を付けなければならないので短い曲でも勉強に時間がかかります。本当は欧州の言語を学ぶことが一番大事で、時間がかかっても一番の上達の近道ではあるのですが、その辺りは追々、各自のペースでやるしかないかなと思うので、レッスンの時間でとりあえず出来る限りサポートしながら、発音の練習や意味の理解には取り組むようにしています。
本来は器楽曲でも同じように気を付けなければいけないのですが、歌詞が伴奏付けの強力なガイドになってくれるお陰で、経験が浅い人でも改善点を理解してもらいやすいため、通奏低音のレッスンでは歌の曲を重宝しています。
昨日の生徒さんは次回はご友人と一緒に来て下さるそうで、頑張った成果をまた聴かせてもらうのが楽しみです!
せっかくのGWなのに関東圏は雨の日が多くて嫌になりますね。
今朝は天気良さそうな感じ。このまま1日続いてくれると良いのですが。。。
昨日はレッスンと勉強会、夜は友達とご飯を食べに行って充実した1日でした。
ルネッサンスの対位法のオンラインレッスンで、初めての方が昨日は1人来てくださいましたが、楽しんでいただけたようで、続けて一緒に勉強を続けていただけることになりました。
僕自身が「楽しい!」と思えないと物事を続けられない人なので、レッスンでも楽しんでくださるのが一番嬉しいのです。
その後の勉強会はリコーダー奏者の桐畑奈央さんと3人で昨年から続けているもの。今年はディミニューションにテーマを絞って取り組んでいます。しばらくS.ガナッシの『フォンテガーラ』を読んで、譜例を実際に使ってディミニューションを付けていたのですが、最近はA.ヴィルジリアーノの『イル・ドルチメロ』の序文を読んで、ヴィルジリアーノが書いたリチェルカーレをシンプルな形に分析し直して、新しく作曲してみるという取り組みを行っています。
ガナッシは日本語訳も英訳もありますが、ファクシミリを見てみると肝心なところが間違えていたり抜けていたりしますし、ヴィルジリアーノは文は短いですがファクシミリから読むしかないので、イタリアに留学していた奈央さんに大いに助けていただきながらじっくり読んでいます。
読んでいるとフランス語とイタリア語が本当に近い言語だということを実感します。文の組み立て方もそっくりで、単語の綴りも近いので、基本的な文法さえ押さえていればちょっとイタリア語をかじっている程度ですが、意外に自分でも意味が大体わかってきます。それを奈央さんに手伝っていただきながら読めるので、安心して取り組めるとても有難い時間になっています。。。
分析ではモダン譜を最初使っていたのですが、モダン譜に直すとかえってわかりにくい所が多く、ファクシミリをメインに使い始めた途端にサクサク分析が進んだのは面白い発見でした。
ヴィルジリアーノと同じころの鍵盤曲では縦がずれている場合がほとんどなのでモダン譜を重宝するのですが、ドルチメロのリチェルカーレは単旋律なうえ、出版物ではなくて手稿なので音型の書き方に明らかに作曲者側の意図が反映されていて現代の記譜に直すと小節線のせいでそれが反映されていなくて却って見づらくなってしまっていました。
僕は単旋律のこのようなリチェルカーレは弾くことよりも聴くことの方が多いのですが、構造をわかっていないまま、速弾きしり意味なく崩したりしていると、ただ音が並んだだけでつまらない演奏になりそうで、大変だなと思いながら見ていました。
複数の声部がある鍵盤曲の方が分析はやりやすそうです(笑)
そして夜は高校の時の同級生とご飯を食べに。2人とも今は首都圏に住んでいるのですが、元々松山の高校の1年生の時に同じクラスで出会いました。初めて会った時から15年経って、東京でご飯を食べながら話をしているのは嬉しくもあり、不思議な感じでもありました。昨日はレッスンと勉強会で頭を結構使っていた日だったのもあって、いつにもまして楽しく、リフレッシュできた時間でした。
今日は長くなってしまった(笑)久しぶりの晴れの日、良い1日を!
今朝は天気良さそうな感じ。このまま1日続いてくれると良いのですが。。。
昨日はレッスンと勉強会、夜は友達とご飯を食べに行って充実した1日でした。
ルネッサンスの対位法のオンラインレッスンで、初めての方が昨日は1人来てくださいましたが、楽しんでいただけたようで、続けて一緒に勉強を続けていただけることになりました。
僕自身が「楽しい!」と思えないと物事を続けられない人なので、レッスンでも楽しんでくださるのが一番嬉しいのです。
その後の勉強会はリコーダー奏者の桐畑奈央さんと3人で昨年から続けているもの。今年はディミニューションにテーマを絞って取り組んでいます。しばらくS.ガナッシの『フォンテガーラ』を読んで、譜例を実際に使ってディミニューションを付けていたのですが、最近はA.ヴィルジリアーノの『イル・ドルチメロ』の序文を読んで、ヴィルジリアーノが書いたリチェルカーレをシンプルな形に分析し直して、新しく作曲してみるという取り組みを行っています。
ガナッシは日本語訳も英訳もありますが、ファクシミリを見てみると肝心なところが間違えていたり抜けていたりしますし、ヴィルジリアーノは文は短いですがファクシミリから読むしかないので、イタリアに留学していた奈央さんに大いに助けていただきながらじっくり読んでいます。
読んでいるとフランス語とイタリア語が本当に近い言語だということを実感します。文の組み立て方もそっくりで、単語の綴りも近いので、基本的な文法さえ押さえていればちょっとイタリア語をかじっている程度ですが、意外に自分でも意味が大体わかってきます。それを奈央さんに手伝っていただきながら読めるので、安心して取り組めるとても有難い時間になっています。。。
分析ではモダン譜を最初使っていたのですが、モダン譜に直すとかえってわかりにくい所が多く、ファクシミリをメインに使い始めた途端にサクサク分析が進んだのは面白い発見でした。
ヴィルジリアーノと同じころの鍵盤曲では縦がずれている場合がほとんどなのでモダン譜を重宝するのですが、ドルチメロのリチェルカーレは単旋律なうえ、出版物ではなくて手稿なので音型の書き方に明らかに作曲者側の意図が反映されていて現代の記譜に直すと小節線のせいでそれが反映されていなくて却って見づらくなってしまっていました。
僕は単旋律のこのようなリチェルカーレは弾くことよりも聴くことの方が多いのですが、構造をわかっていないまま、速弾きしり意味なく崩したりしていると、ただ音が並んだだけでつまらない演奏になりそうで、大変だなと思いながら見ていました。
複数の声部がある鍵盤曲の方が分析はやりやすそうです(笑)
そして夜は高校の時の同級生とご飯を食べに。2人とも今は首都圏に住んでいるのですが、元々松山の高校の1年生の時に同じクラスで出会いました。初めて会った時から15年経って、東京でご飯を食べながら話をしているのは嬉しくもあり、不思議な感じでもありました。昨日はレッスンと勉強会で頭を結構使っていた日だったのもあって、いつにもまして楽しく、リフレッシュできた時間でした。
今日は長くなってしまった(笑)久しぶりの晴れの日、良い1日を!
昨日は葉山まで気になっていた演奏会を聴きに行ってきました。
『辻康介と葉山古楽婦人会』による『オルフェオの音風景』というタイトルの演奏会で、旧東伏見宮別邸という雰囲気の良い洋館で行われました。
歌、ヴァイオリン、ハープ、チェンバロという組み合わせでオルフェオのストーリーに合わせて選曲された、17世紀イタリア音楽を楽しみました。
最初に会場のことやサウンドスケープという取り組みについてのレクチャーがあってから始まり、こちらが気軽に楽しめるように工夫しつつ、素晴らしい演奏を聴くことが出来ました。
サウンドスケープについてお話を聞いたのは初めてだったのですが、会場の歴史、自然や生活の音、目の前で演奏されている音楽以外から聴こえてくる音も含めて楽しむという考え方は素敵だなと思いました。聴き手もその人の過去の経験を通して聴くから、同じ演奏を聴いても聴こえている音は各々全然違うというお話は特に印象的でした。
普段の演奏会では無意識なだけで、実はいつだって聴き手はその時の様々な『音』を聴いているんだなと思ってハッとさせられました。
地域に根差した活動は、僕も今色々と試行錯誤しながら取り組んでいることでもあるので、今回はそういった意味でも勉強になりました。
本当は演奏会を聴いた後海沿いを散歩しようと思っていたのですが、雨も酷くなっていたので大人しく帰りました。観光はまた今度のお楽しみにしたいと思います。素敵な演奏会を聴いて、良いインプットが出来た1日でした。
『辻康介と葉山古楽婦人会』による『オルフェオの音風景』というタイトルの演奏会で、旧東伏見宮別邸という雰囲気の良い洋館で行われました。
歌、ヴァイオリン、ハープ、チェンバロという組み合わせでオルフェオのストーリーに合わせて選曲された、17世紀イタリア音楽を楽しみました。
最初に会場のことやサウンドスケープという取り組みについてのレクチャーがあってから始まり、こちらが気軽に楽しめるように工夫しつつ、素晴らしい演奏を聴くことが出来ました。
サウンドスケープについてお話を聞いたのは初めてだったのですが、会場の歴史、自然や生活の音、目の前で演奏されている音楽以外から聴こえてくる音も含めて楽しむという考え方は素敵だなと思いました。聴き手もその人の過去の経験を通して聴くから、同じ演奏を聴いても聴こえている音は各々全然違うというお話は特に印象的でした。
普段の演奏会では無意識なだけで、実はいつだって聴き手はその時の様々な『音』を聴いているんだなと思ってハッとさせられました。
地域に根差した活動は、僕も今色々と試行錯誤しながら取り組んでいることでもあるので、今回はそういった意味でも勉強になりました。
本当は演奏会を聴いた後海沿いを散歩しようと思っていたのですが、雨も酷くなっていたので大人しく帰りました。観光はまた今度のお楽しみにしたいと思います。素敵な演奏会を聴いて、良いインプットが出来た1日でした。
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プロフィール
HN:
曽根田 駿 Soneda Hayao
年齢:
32
HP:
性別:
男性
誕生日:
1992/08/31
職業:
チェンバロ、古楽ハープ弾き
自己紹介:
愛媛県松山市出身。
4歳からピアノを始める。
松山南高等学校在学中、チェンバロに出会い転向する。
東京芸術大学音楽学部器楽科チェンバロ専攻卒業。在学中、2年次よりバロックダンス部の部長を務める。
2015年より渡仏し、リヨン国立高等音楽院CNSMDLのチェンバロ専攻学士課程に在学。2018年6月に演奏家ディプロマDNSPMを取得した。
2018年9月より、同校のクラヴサン―通奏低音専攻修士課程、及び古楽ハープ学士課程在学。
ピアノを冨永啓子氏、チェンバロを石川陽子、大塚直哉、西山まりえ、Y.レヒシュタイナー、J-M.エイム、D.ベルナーの各氏に師事。
古楽ハープを西山まりえ、A.モイヨンの各氏に師事。
2014年3月に初のソロリサイタルを萬翠荘(愛媛)にて開催。
2015年3月には『ハープ祭り2015(西山まりえ氏主宰)』において、『プチっとリサイタル』に選出され、ゴシックハープで出演する。
東京芸大在学中より様々なアンサンブルとも共演し、ソロ、通奏低音共に研鑽を積んでいる。
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4歳からピアノを始める。
松山南高等学校在学中、チェンバロに出会い転向する。
東京芸術大学音楽学部器楽科チェンバロ専攻卒業。在学中、2年次よりバロックダンス部の部長を務める。
2015年より渡仏し、リヨン国立高等音楽院CNSMDLのチェンバロ専攻学士課程に在学。2018年6月に演奏家ディプロマDNSPMを取得した。
2018年9月より、同校のクラヴサン―通奏低音専攻修士課程、及び古楽ハープ学士課程在学。
ピアノを冨永啓子氏、チェンバロを石川陽子、大塚直哉、西山まりえ、Y.レヒシュタイナー、J-M.エイム、D.ベルナーの各氏に師事。
古楽ハープを西山まりえ、A.モイヨンの各氏に師事。
2014年3月に初のソロリサイタルを萬翠荘(愛媛)にて開催。
2015年3月には『ハープ祭り2015(西山まりえ氏主宰)』において、『プチっとリサイタル』に選出され、ゴシックハープで出演する。
東京芸大在学中より様々なアンサンブルとも共演し、ソロ、通奏低音共に研鑽を積んでいる。
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