pas à pas
前に進もう…少しずつ。少しずつ。
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お店を経営しているI親子の素敵なお人柄もあって、非常に多くの、温かいお客様がお祝いにいらしていました。
少しでも会を盛り上げられていたらいいなと思います。
これからも大切にしたい場所だなと思います。ちょっと遠いですが、普通にお客さんとして行っておきたいです。見た目が子供過ぎて、浮きそうですが…
さて、30日は2年生から3年間部長をやってきたバロックダンス部の発表会です。
今回は?いつも?本当につめこみ練習で、不安もありつつですが、良い発表、語らいの場になるといいなと思います。
もしご興味あれば、見にいらしてくださいね!
プログラムなどはこんな感じ↓
場所:4-215(東京芸大構内)
日時:2015年3月30日(月)12:30~13:30
プログラム
1. ミシェル・ド・ラ・バール: コメディ・バレ『ヴェニスの女』(1705)より ラ・バヴィエール(メヌエット―フォルラーナ)
Michel de La Barre : La Bavière «La Vénitienne» (1705)
振付:ルイ=ギヨーム・ペクール Chorégraphie : Louis - Guillaume Pécour
踊り:曽根田 駿、後藤 作樂
2. ジャン=バティスト・リュリ: バレ『セルセ』(1660)よりラ・コントルダンス(ジーグ)
Jean - Baptiste Lully : La Contredance «Xerses» (1660)
振付:ルイ=ギヨーム・ペクール Chorégraphie : Louis - Guillaume Pécour
踊り:須賀 麻里江、小野 智子
3. ジャン=バティスト・リュリ:オペラ『ペルセ』(1704)よりパッサカーユ
Jean - Baptiste Lully : Passacaille «Persée» (1704)
振付:ルイ=ギヨーム・ペクール Chorégraphie : Louis - Guillaume Pécour
踊り:曽根田 駿、中島 恵美
―演奏―
リコーダー:中島 恵美
オーボエ:小野 智子
ヴァイオリン:杉原 まさみ、須賀 麻里江
ヴィオラ:後藤 作樂
ヴィオラ・ダ・ガンバ:折口 未桜
チェンバロ:鎌田 茉帆
取り立てて緊張しているという自覚もなかったのですが、前夜はやはり眠れず、それも祟ってか朝はスーツにスニーカーで出ていき、そのことに初台の駅に降りるまで全く気付かず…焦って彼女に革靴を持ってきてもらうように電話して…初めてゴシックハープ1台で25分間、1人で演奏をするというのは、頭で思っている以上に、自分にとってプレッシャーだったようです(>_<)
それでもどうにかこうにか終えました。
温かく応援して下さった皆様に深く感謝です。
オーディションの審査員であった、つのだたかし先生も聴いて下さり、コメントもいただけましたし、本番に向けての準備も大変勉強になりました。
ファエンツァ写本って?中世って?て感じから譜読みを始め、読めたところで音楽的には『???』な感じで、レッスンを受けてコメントやアドバイスをもらったり、ファクシミリを見たり、その周りのことを調べたり…色々あがきながらやっていく中で、本当にちゃんと勉強したいなと思いました。時間作ってコツコツこの時代のことについてももっと勉強していきたいです。
今回、一番個人的に収穫があったのはハープの発音の仕方を探求できたこと。低いテンションで張ってある弦の振動の多さをどうコントロールするか、どう活かすか。オーディション後のレッスンで先生に指摘されてからは、よく弦とのコンタクトを確認して、出ている音をよく聞いて…これを何回も繰り返しました。前よりは少し、わかった気がします。ハープだけでなく、自分と楽器がどんな音を出しているのか、1音の美しさやその中の意味や世界を、前よりはずっと意識するようになったかなと思います。
ファエンツァ写本はそういう意味ではうってつけだったように思います。ただ弾き飛ばすだけではやっぱり安っぽくて、意味不明のものになってしまうし、文字で読むだけの勉強したからと言って説得力が増すかどうかは全くの別問題、さらに今から600~700年も離れているし、地理的にも遠いため、直感的にとかフィーリングで演奏するとかそもそも無理。自分が正面から深く取り組もうとしないと、音楽は何も答えてくれないというのを、とびっきり強く感じました。
結局は自分の『勉強不足かも…』という不安や痛みをこらえつつ、それでも、地道に勉強して、練習して、深く真摯に向かい合っていくことが大事だなと改めて思いました。そういうことが少しわかってからは、音が出ることへの喜びや、曲を弾く楽しさはより一層増したように思います。別にファエンツァ写本に限定した話ではないと思いますが、普段チェンバロで弾く曲よりももっともっと古い時代の音楽は、余計にこういうことが大切だなと感じました…。
改めて身を引き締めて、チェンバロもハープも、他のことも勉強したいなと思います。
音楽を、自分の地位作りや、仕事のツールとしてのみとしか考えない、上っ面音楽家にならないように、真摯に、真剣に、深く、楽しんで、これからも勉強していきたいと思います。
今日は素晴らしい演奏会に行き、リフレッシュ。明日は張り切って元気に演奏しますよ~
朝から晩まで盛りだくさんの内容なので、恐らく結構ハードですが、楽しく有意義な時間になると良いなと思っています。
僕の演奏は16:00~16:25です。どうか温かい耳と心でお聴きくださいね(笑)
プログラムは以下↓演奏会自体のタイトルも付いているのですΣ(゚Д゚)
『中世の雅~ファエンツァ写本の世界~』
1.作曲者不詳:美しい花の踊り
Anonymous:Bel fiore danca
2.作曲者不詳:コンスタンティア
Anonymous:Constantia
3.フランチェスコ・ランディーニ:この御婦人は哀れみを持つことはあるまい
Francesco Landini:Non ara may pieta questa mia dona
4.ギョーム・ド・マショー:心をろかす美しい女
Guillaume de Machaut:Douce dame jolie
気持ちはそうでもないつもりでも体は緊張しているようで、ゲン担ぎに食べたかつ丼がちょっと持たれ気味です(-_-;)
では会場でお会いしましょう!
詳細は以下のページからご覧ください。
http://marienishiyama.com/?p=1411
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プロフィール
4歳からピアノを始める。
松山南高等学校在学中、チェンバロに出会い転向する。
東京芸術大学音楽学部器楽科チェンバロ専攻卒業。在学中、2年次よりバロックダンス部の部長を務める。
2015年より渡仏し、リヨン国立高等音楽院CNSMDLのチェンバロ専攻学士課程に在学。2018年6月に演奏家ディプロマDNSPMを取得した。
2018年9月より、同校のクラヴサン―通奏低音専攻修士課程、及び古楽ハープ学士課程在学。
ピアノを冨永啓子氏、チェンバロを石川陽子、大塚直哉、西山まりえ、Y.レヒシュタイナー、J-M.エイム、D.ベルナーの各氏に師事。
古楽ハープを西山まりえ、A.モイヨンの各氏に師事。
2014年3月に初のソロリサイタルを萬翠荘(愛媛)にて開催。
2015年3月には『ハープ祭り2015(西山まりえ氏主宰)』において、『プチっとリサイタル』に選出され、ゴシックハープで出演する。
東京芸大在学中より様々なアンサンブルとも共演し、ソロ、通奏低音共に研鑽を積んでいる。
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