pas à pas
前に進もう…少しずつ。少しずつ。
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ミラノ旅行でまだ書いていなかった場所と、リヨンに帰ってきてからのことを書こうと思います。
ミラノには大きな15世紀に建築されたとても大きなお城、スフォルツェスコ城があります。現在は美術館としても公開されていて、古代美術館、絵画、家具、それから楽器など、沢山のものが展示してありました。
中は広くて、そのうえ迷路みたいになっているので迷子になりそうになりながら歩きました。。。
チェンバロは特に色々な種類のものが展示してありました。
8フィート1本のイタリアン(16世紀、ナポリ、製作者不詳)。
膝ペダルのレジスターが付いた18世紀タスカン。
他にも装飾の綺麗な楽器や、象牙のオーボエとフルート等、沢山の楽器を見ることが出来ました。
全部写真を載せていたら切りがないのでこのくらいで。
それから、スカラ座。この中で演奏は聴けませんでしたが、博物館とバルコニー席には入れました。いつかここで音も聞いてみたい!!!
他にもこのルターの肖像が展示してある、ポルディ・ペッツォーリ美術館
とか、ドゥオーモ博物館、
等、興味のある観光地をちょっと急ぎ足で沢山回ってきました。
また、3本のリコーダーの演奏会(出演はW・ファンウヴェ氏、田中せい子氏、ダニエレ・ブラジェッティ氏)にも行くことが出来、出演していたせい子さん、ダニエレさんご夫妻に再会しました。ゆっくり色々なことをお話しする時間もあり、嬉しい再会でした。
会場も教会で、響きも良く、素敵な演奏会でした!
ミラノの旅行はこんな感じです。色々なものに出合えた、良い旅でした!
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このバカンスはミラノに旅行してきました。
留学生活始まってからフランスから出たことが無かったし、イタリアにも初上陸でした。
ミラノは観光地ということもあり見る場所も多く、とにかく人が多かったです。
あと食べ物が本当においしかった!!!
日本にも支店があるらしいスポンティーニの分厚くてモチモチのピザ、パスタやリゾットなど美味しいもの沢山で値段もそこまで高くないので、色々食べることが出来ました。寒かったけどアイスクリームも食べました!
観光地もゆっくりと見てきました。
まずはドゥオーモの写真から。写真で撮るとわかりにくいかもしれませんが、外観も中もとても大きく、装飾で彫られている像も一つ一つが丁寧に彫られているので、実物は本当に素晴らしかったです。
ここを訪れたのは日曜日の午前中だったのでちょうどミサをやっていました。オルガンの音も聴けてラッキーでした。上にも上れるので一番上まで階段で登ってきました。ミラノが一望できます。
それから有名なレオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』も見ることが出来ました。もとはこのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会の敷地内にある修道院の食堂にあったそうで。この教会中も綺麗でした。
で、『最後の晩餐』は今はお隣にある白い建物の中に展示してあります。教会とその修道院の回廊は無料で見学できるのですが、展示してある部屋には人数制限があり、15分ごとに人が入れ替わるので、予約が無いと入れないのですが、朝チケット売り場に行くと空きがあればその日の空いている時間のチケットを買うことが出来ました。
以前は写真はNGだったらしいのですが、僕が行ったときはフラッシュがダメなだけで、写真撮影はOKでした。テレビでしか見ていなかったので、「わーー自分が実物を見られる日が来るなんて!!!」と思っていたらあっという間に15分過ぎてしまいました。
あと、もう一つ見ることが出来て嬉しかったのがこの聖バビラ教会。小学生の時に何故かCSでみていた『ロミオの青い空』というアニメで何度も登場する教会です。
スイスの村からミラノに売られてやってきた、煙突掃除夫の少年のお話で、割とテーマは重いのに、何故かとても好きで見ていました。小学生の時に人身売買とかを理解して見ていたかどうかは怪しいですが。。。良いお話…だった記憶だけはあるのですが、流石にもうあまり詳しくは覚えていなかったのでWikipediaを見ながらどんなお話だったか思い出してから行きました。原作は『黒い兄弟』というドイツの作家の書いた小説らしいのですが、機会があったら読んでみようと思います。
ネットで観光地を選んでいるときに『ロミオの青い空で有名な教会』と出てきて、とてもテンションが上がってしまいました!行けて嬉しかった(^-^)
他にも楽器博物館に行ったりコンサートを聴きに行ったりもしたので、それは次回、時間があるときにまた書こうと思います。
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今日から後期になりました。日本みたいに前期と後期の間に大きい休みがあるわけではないので
先週はアルスムジカのテストがあり、
芸大のソルフェの試験依頼、久しぶりに歌の試験、
アルスムジカは幸い凄く興味のある内容なのですが、
来週はクラヴサンとリコーダーのマスタークラスが1つずつあり、
クラヴサンのマスタークラスは正直あまり気が進まなかったので、
最近はこんな感じです。特に写真とかもありませんが、
今月の末にはまた冬のバカンスがあるので、またお出かけした時の写真など載せるかもしれませんが、とりあえず学校がある間はなんだかんだ忙しくて、週末も寒くて出かける気にならないので、今回は特に面白くもないただの日記です。
風邪が流行りやすい季節なので、しっかり食べて、体調を崩さないように過ごそうと思います。
では皆さんも元気に御過ごし下さいね!
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2016年も皆様にとって、また自分にとって、良い1年になることを願っています。
2015年は沢山の変化があったのであっという間に過ぎた感じでした。今年は心穏やかに過ごせる1年だといいなと思います。
バカンス中、クリスマスより少し前に、アヌシーに旅行しててきました。
1泊2日だったのですが、町自体はそんなに大きくないので、ちょうど良いくらいでした。
残念ながら1日目は天気が悪く、こんな感じ↓だったのですが、
夕方から徐々に晴れてきて、翌日は良い天気でした。
街には運河が流れており、とても綺麗です。昔の監獄やお城もあり、どちらも中が博物館になっているのですが、展示はそんなに面白くなかったのですぐに見終わってしまいました。現代美術の企画展をやっているのか、どこに行ってもそれらが展示してあり、個人的には全然現代美術に興味がないので、『建物だけみたいなー(-_-;)』と思いながら見て回りました。
でも自然は本当に素晴らしく、アヌシー湖の水は綺麗だし、アルプス山脈も見られるし、散歩をするにはとても気持ち良い場所でした。
時期的にクリスマスマーケットをやっていたので、そこでホットワインやチュロスを頂きました。
他にも小物とか指人形とかを売っていて、とても良い感じでした。サンタさんの恰好をした人が焼き栗を売っているお店は謎でしたが…。あまり売れてもなかったし…(笑)。
こんな感じ綺麗な街でしたが、冬はとても寒いのでもっと暖かい季節に行くことをお勧めします。
そして今年は初の海外でのクリスマス、お正月!!!…でしたが大して何かあったわけではなく、テレビもないしカウントダウンもないし、あっさり年を越しました。寒くて夜出るのは嫌だったので今年は部屋で静かに年を迎えました。食べ物だけはローストチキンやブッシュ・ド・ノエルbûche de Noël、ガレット・デ。ロワgalette des roisを食べましたが、後は特に変わったことはありませんでした。
そして今週からはまた学校が始まっています。
明けて早々に試験があったのもすっかり忘れていて、急いでグレゴリオ聖歌を練習したり、急に来週発表会が出来たので、急いで合わせを組んだりと休みの余韻に浸る暇は無さそうです。
運転が荒いフランスのバスにも久しぶりに乗ったので、酔いそうになりながら通学しています。急発進、急ブレーキの連続、たまに歩道に乗り上げちゃうし…日本だったら免許がもらえないような運転ばかりでヒヤヒヤします(;_;)
今年1年も無事に過ごせますように!
まだフランスに来て4か月しか経っていないし、2週間しかないので、さすがに日本に帰るのもどうかなと思い今年はリヨンでクリスマス&年越しです。
年末年始は毎年松山に帰って家族と一緒にしていたので、今年は初めて家族と離れて年を越します。
ちょっと寂しいようなワクワクするような…?
先週1週間はなんだか畳みかけるように色々とありました。
先週の土曜日にはとっても綺麗な教会でバッハのモテットを演奏しました。今回はチェンバロでは無くてオルガンで通奏低音。
響きもとても良く、お客さんも満員の教会で、とても良い経験だったなと思います。
プログラムは僕が担当したモテットの他に、もう1曲父バッハのモテット、それからC.P.E.バッハのマニフィカトの3曲だったのですが、僕の出番は1番最初だったので他の曲は会場の中で聴くことが出来ました。聴いているのも楽しかったです。またこんなところで演奏出来るといいな!
↓会場の写真。終演後に取りました。
それから火曜日には通奏低音のプレゼンテーション。もちろんフランス語で(-_-;)
毎週1人ずつ門下生が17世紀イタリアの通奏低音の文献について話すのですが、先週は僕の担当。A.アガッツァーリとL.ヴィアダーナの文献について話しました。日本語ならプレゼンテーション自体に苦手意識はないのでどうにかなるのですが、今回はフランス語で話さなければいけなかったので話すことを一字一句書いて、『ここでこの楽譜見せる』とか『ここで先生に質問する』とか細かく書いていきました。噛みまくったし、良い間違いもしましたが、どうにか無事終えました。
今の僕にとってはとてもハードルが高かったのですが、良い勉強の機会になりました。
こういう1次資料に基づいてじっくり勉強したかったので、続けて他の文献も読み進めたいと思います。
その日の夜にはチェンバロソロの門下生のミニ発表会がありました。
もう火曜日は帰ったらヘトヘトでした。。。
水曜にはアルスムジカもプチテスト。グイードのミクロログスに基づいてオルガヌムを作って歌ってきました。最初説明された時には頭の中が『?』でいっぱいでしたが、今は大分慣れて結構面白いなとも思えるようになってきました。授業内では並行してノートルダム楽派のオルガヌムも勉強しているのですが、綺麗な写本をただ眺めるだけでなくて、実際頭で理解しながら読み進められるようになるのは嬉しいです。
アルスムジカ以外の授業&レッスンでも、有無を言わさず1次資料をどんどん使いながら勉強していくので大変ですが、ずっとこういう勉強をしたかったので楽しいし、充実感を感じています。
そのあとも金曜日までハープのレッスンがあって気が抜けなかったのですが、とにかく無事バカンスにたどり着けて一安心です。
明日からは1泊2日だけ、アヌシーに行ってきます。あまり寒くないといいな!
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プロフィール
4歳からピアノを始める。
松山南高等学校在学中、チェンバロに出会い転向する。
東京芸術大学音楽学部器楽科チェンバロ専攻卒業。在学中、2年次よりバロックダンス部の部長を務める。
2015年より渡仏し、リヨン国立高等音楽院CNSMDLのチェンバロ専攻学士課程に在学。2018年6月に演奏家ディプロマDNSPMを取得した。
2018年9月より、同校のクラヴサン―通奏低音専攻修士課程、及び古楽ハープ学士課程在学。
ピアノを冨永啓子氏、チェンバロを石川陽子、大塚直哉、西山まりえ、Y.レヒシュタイナー、J-M.エイム、D.ベルナーの各氏に師事。
古楽ハープを西山まりえ、A.モイヨンの各氏に師事。
2014年3月に初のソロリサイタルを萬翠荘(愛媛)にて開催。
2015年3月には『ハープ祭り2015(西山まりえ氏主宰)』において、『プチっとリサイタル』に選出され、ゴシックハープで出演する。
東京芸大在学中より様々なアンサンブルとも共演し、ソロ、通奏低音共に研鑽を積んでいる。
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