pas à pas
前に進もう…少しずつ。少しずつ。
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4月13日から今日までは、学校がバカンスでした。
今回のバカンスは、ずっと行ってみたかったイタリアの2都市、フィレンツェとヴェネツィアに行ってきたので、それぞれの街毎に3回分ずつくらい、旅行記のようにまとめてみたいと思います!
どちらも知らない人はいないほどの観光都市ですが、特に18世紀までの芸術文化の中心地でもあり、数ある作曲家たちが過ごした場所を是非生で見てみたかったのです。
というわけで、今回は「フィレンツェ編―その1―」です。
フィレンツェは音楽の面からみると、16世紀後半から17世紀初頭にかけてモノディや通奏低音をはじめとした、所謂「バロック音楽」の先駆けとなった街として良く紹介されます。
個人的にはこういう話は眉唾物だなと思うのですが、よく「オペラや通奏低音を発明したのがフィレンツェのカメラータにいたカッチーニやペーリだ」なんて言われたりしますね。
彼らが音楽や演劇を熱心に研究していたことは間違いないのですが、専門家っぽい人がこういうことを簡単に書いたり言ったりするのをみると「アーアー…」と思ってしまいます(苦笑)
そういうことはともかく、フィレンツェは音楽だけでなく美術や演劇、天文学や数学、文学など様々な知的な活動が行われていた地です。この旅でも、多くの建築や美術品を見ながらその名残を感じ取ることが出来ました。
初回となる今回はどこかとりわけ観光地を紹介するのではなく、旅行中度々散歩に出たので、その様子と、あとは食事について書こうと思います。
〇到着!
今回は飛行機で一度ヴェネツィアまで飛んで、その後さらに列車でフィレンツェまで移動しました。空港から駅に向かう途中、海やヴェネツィアの街がちらっと見えたのですが、後日にお預けです。。。
列車でサンタ・マリア・ノヴェッラ駅に到着し、一度ホテルに荷物を置いたら、もう時間も観光地は閉まってしまう時間だったので散歩へ出かけました。
〇街歩き
・ミケランジェロ広場からの眺め
フィレンツェの街が一番綺麗に見れるというミケランジェロ広場Piazzale Michelangelo
まずはここからの街の様子です!
フィレンツェは商業で発展した街なので、お金持ちが優れた建築家を雇って自分の宮殿を建てたため、ちょっと歩くだけですぐに「○○宮殿 Palazzo ○○」を見つけられるような、街そのものが博物館という感じでした。有名なメディチ家も銀行業で台頭してから次第に権力をつけていきましたが、それ以外にも沢山の名門が存在したわけです。
有名なヴェッキオ宮殿Palazzo Vecchio(左)とウフィツィ美術館Gallerie degli Uffizi(右)
モッツィ宮殿Palazzo dei Mozzi 知らなかったので行きませんでしたが、実は穴場の美術館らしい。
メディチ=リカルディ宮殿の庭 Palazzo Medici-Riccardi
歩きながらだったので、逐一調べてはいませんが、この記事を書きながら試しにイタリア語で「フィレンツェの宮殿Palazzi di Firenze」とググってみると、ウィキペディアに凄まじい数の宮殿の名前がリストアップされていました(^-^;
歴史や文化に興味がある人なら街歩きだけでも滅茶苦茶楽しめると思うので、散歩は超おススメです!もちろん中を見れないところも多いですが、これらの宮殿にまだ人が住んでいるというのもこの街のすごいところです…。
有名なピッティ宮殿やヴェッキオ宮殿の中は別の回で書こうと思います。
・その他の風景
もちろん、ただ街歩きをぶらぶら歩くのも楽しいです!
が、日中は常に人が多いのでスリなどにはくれぐれもお気をつけて。観光客の国籍を見極めることに慣れているからか、フランス人よりもそれぞれの国籍に合わせて挨拶をしてきて気を引こうとする輩も多くいるように感じました。
ヴェッキオ橋Ponte Vecchio周辺
確かドゥオモ広場Piazza Duomoのあたり
駅から見えるサンタ・マリア・ノヴェッラ教会Basilica di Santa Maria Novellaの裏にある広場
メディチ家礼拝堂 Cappelle medicee周辺
メディチ家礼拝堂の入口はこの写真に見えている教会の裏手にあります。
写真にデカデカと映っているのはサン・ロレンツォ聖堂Basilica di San Lorenzo
聖堂への入場、付属のラウレンツィアーナ図書館Biblioteca Medicea-Laurenzianaはそれぞれ別で料金がかかりますがここの回廊はとても綺麗でした。この季節は花が咲いて、回廊も教会内も可愛く彩ってくれています。
また図書館はミケランジェロのデザインによるもの。後から知ったので今回こちらには入っていませんが、訪れた際には是非こちらも見てみてください!
街の建物に沢山の種類の紋章を見かけました。それぞれの紋章の意味も知りたいなぁ...
ミケランジェロ広場から帰りに通ったアルノ河の対岸からの景色も良い感じでした!
ちょうど日が沈むころを狙っていったので、夕日がとっても綺麗でした。
国立図書館も正面から綺麗に見えます。
〇食事
今回のように長期間どこかの都市を見て回るときは、キッチン付きのアパートホテルみたいなところを取るようにしています。2人で行くとその方が安いし、外食より体調も整えやすく、食費も安く上がるので。
それでも、数回はその土地の美味しいものを食べに出かけるようにしていて、フィレンツェでは2回ほどレストランに行きました。1回目は海鮮料理を扱うバーみたいなところに、2回目は友達が勧めてくれたレストランで名物のTボーンステーキを食べました。
ちなみに、1か月くらい前に食べ過ぎで体調を崩して以来、すっかり食事の量が減り、良いものを適量美味しく食べるという技をようやく身に着け始めました(笑)
1軒目はフィッシング ラブ アレ ムラーテFishing Lab Alle Murateというお店。
電話で予約も出来ますが(英語可)、面倒なので直接行きました。
店の2階が綺麗なお店なようなので、気になる方はトリップアドバイザー等で見てみてください。2階の席にどうしても行きたい場合は、予約したほうが良いかもしれません。
マグロTonnoのタルタル
カジキSpadaのタルタル
どちらも玉ねぎやレモン、パイナップルと混ぜられています。魚も新鮮で美味しかったです!
ポルチーニ茸のラビオリ。エビとカニのソースがかかっています。
白身魚とトマトソースのパスタ。
パスタはフランスと違ってちゃんと固目に茹でてくれてるし、ソースには魚介の出汁がしっかり効いててとても美味しかったです。ボリュームも満点。
値段も割とリーズナブルで、カウンターもあるので軽く一杯ひっかけながら、タルタルなどのおつまみを気楽に楽しむのもいいかもしれません。ただ、付け合わせに出てくるパンはその他のイタリアの店と同じく、全然美味しくありません。フランスのパンが美味しいのでそれに慣れているからかもしれませんが、それにしてもパンは美味しくないのです(;_;)
2軒目はリストランテ・ダ・リーノRistorante da Lino
ここは割としっかりめのレストランという感じで、隣の席にはいかにもお金持ってそうな現地の老夫婦が座っていました。
ここではTボーンステーキを注文したのですが、100gごとに注文できるので、2人で500gを注文して分け合うことにしました。
ガラガラとカートに載せて持ってきて、そこで切り分けてくれます。見た目の割に全然脂っこくなく、美味しい赤みのお肉でしたが、食べ応え十分です。これとサラダでお腹いっぱいになりました。会計の後、リモンチェッロをご馳走してくれたのですが、これがまた美味しかったです。
ちょっとお高めのお店でしたが、店員さんも親切ですし、おススメです。
余談ですが、フィレンツェのカフェやスーパー、観光地で働いている人も含めて嫌な感じの人がとても多かったのにはびっくりしました。
愛想悪い人は良くいますが、同僚と話しながら本当に適当に仕事してる感じで、挨拶しても無視する人も多く、あまり良い印象がありません。
あとはプラスαで中央市場Mercato Centraleも楽しいところでした。
2階建てになっていて、1階には所謂普通の市場のように肉、魚、野菜、チーズ等々の生鮮食品と数軒食事ができるお店が入っているのですが、こちらは午後早いうちに閉まってしまいます。
一方、2階はフードコートになっていてお酒を出すバーがあり、それに合うようなおつまみを好きなところから買ってきて食べることが出来ます。色々なものを一度に味わいたいのなら、こちらもおススメです!特に値段が格別安いということはありませんが、テーブルチャージ無しで、色々な物を選んで食べることが出来るのは意外とお得だと思います!
街で飲んでいる人を良く見かけるスプリッツSpritz
こんな可愛い見た目で、皆ジュースを飲んでいるかのようにへっちゃらな顔して飲んでいますが、結構強いです!アルコールダメな人は気を付けて下さい!!僕はこの一杯を飲みきれずに断念しました。また旅行者は皆気になっているのか、通りがかりにこれが何なのかと、買える場所について何度か質問されました(笑)
このお肉屋さんのように少しだけ生鮮食品を扱っている店もあります。
また、トイレは無料ですが、特に女性の方は混んでいます。市場のトイレなので清潔さは「それなり」です。
最後にイタリアと言えばカフェということで、何種類かカフェの写真を載せて今回は終わりです。一部見た目がグチャッとしているモノもありますが、既に出てきた時にはこの状態だったので悪しからず…。
観光地近くのカフェは観光客用にとっても高く値段設定されている所が多いので、おススメは街の中の方にある地元民も利用して良そうなカフェです。クオリティは変わらず美味しいですし、値段もちゃんと適正価格(エスプレッソが1~1.2€)といった感じですので。
定番のエスプレッソEspresso
イタリア版アイスコーヒーCaffe shakerato(手前)とアメリカンCaffe americano(奥)
名前忘れたけど、多分ヘーゼルナッツのコーヒーcaffè alla nocciola…超甘いです。
続きます。。。
今回のバカンスは、ずっと行ってみたかったイタリアの2都市、フィレンツェとヴェネツィアに行ってきたので、それぞれの街毎に3回分ずつくらい、旅行記のようにまとめてみたいと思います!
どちらも知らない人はいないほどの観光都市ですが、特に18世紀までの芸術文化の中心地でもあり、数ある作曲家たちが過ごした場所を是非生で見てみたかったのです。
というわけで、今回は「フィレンツェ編―その1―」です。
フィレンツェは音楽の面からみると、16世紀後半から17世紀初頭にかけてモノディや通奏低音をはじめとした、所謂「バロック音楽」の先駆けとなった街として良く紹介されます。
個人的にはこういう話は眉唾物だなと思うのですが、よく「オペラや通奏低音を発明したのがフィレンツェのカメラータにいたカッチーニやペーリだ」なんて言われたりしますね。
彼らが音楽や演劇を熱心に研究していたことは間違いないのですが、専門家っぽい人がこういうことを簡単に書いたり言ったりするのをみると「アーアー…」と思ってしまいます(苦笑)
そういうことはともかく、フィレンツェは音楽だけでなく美術や演劇、天文学や数学、文学など様々な知的な活動が行われていた地です。この旅でも、多くの建築や美術品を見ながらその名残を感じ取ることが出来ました。
初回となる今回はどこかとりわけ観光地を紹介するのではなく、旅行中度々散歩に出たので、その様子と、あとは食事について書こうと思います。
〇到着!
今回は飛行機で一度ヴェネツィアまで飛んで、その後さらに列車でフィレンツェまで移動しました。空港から駅に向かう途中、海やヴェネツィアの街がちらっと見えたのですが、後日にお預けです。。。
列車でサンタ・マリア・ノヴェッラ駅に到着し、一度ホテルに荷物を置いたら、もう時間も観光地は閉まってしまう時間だったので散歩へ出かけました。
〇街歩き
・ミケランジェロ広場からの眺め
フィレンツェの街が一番綺麗に見れるというミケランジェロ広場Piazzale Michelangelo
まずはここからの街の様子です!
フィレンツェは商業で発展した街なので、お金持ちが優れた建築家を雇って自分の宮殿を建てたため、ちょっと歩くだけですぐに「○○宮殿 Palazzo ○○」を見つけられるような、街そのものが博物館という感じでした。有名なメディチ家も銀行業で台頭してから次第に権力をつけていきましたが、それ以外にも沢山の名門が存在したわけです。
有名なヴェッキオ宮殿Palazzo Vecchio(左)とウフィツィ美術館Gallerie degli Uffizi(右)
モッツィ宮殿Palazzo dei Mozzi 知らなかったので行きませんでしたが、実は穴場の美術館らしい。
メディチ=リカルディ宮殿の庭 Palazzo Medici-Riccardi
歩きながらだったので、逐一調べてはいませんが、この記事を書きながら試しにイタリア語で「フィレンツェの宮殿Palazzi di Firenze」とググってみると、ウィキペディアに凄まじい数の宮殿の名前がリストアップされていました(^-^;
歴史や文化に興味がある人なら街歩きだけでも滅茶苦茶楽しめると思うので、散歩は超おススメです!もちろん中を見れないところも多いですが、これらの宮殿にまだ人が住んでいるというのもこの街のすごいところです…。
有名なピッティ宮殿やヴェッキオ宮殿の中は別の回で書こうと思います。
・その他の風景
もちろん、ただ街歩きをぶらぶら歩くのも楽しいです!
が、日中は常に人が多いのでスリなどにはくれぐれもお気をつけて。観光客の国籍を見極めることに慣れているからか、フランス人よりもそれぞれの国籍に合わせて挨拶をしてきて気を引こうとする輩も多くいるように感じました。
ヴェッキオ橋Ponte Vecchio周辺
確かドゥオモ広場Piazza Duomoのあたり
駅から見えるサンタ・マリア・ノヴェッラ教会Basilica di Santa Maria Novellaの裏にある広場
メディチ家礼拝堂 Cappelle medicee周辺
メディチ家礼拝堂の入口はこの写真に見えている教会の裏手にあります。
写真にデカデカと映っているのはサン・ロレンツォ聖堂Basilica di San Lorenzo
聖堂への入場、付属のラウレンツィアーナ図書館Biblioteca Medicea-Laurenzianaはそれぞれ別で料金がかかりますがここの回廊はとても綺麗でした。この季節は花が咲いて、回廊も教会内も可愛く彩ってくれています。
また図書館はミケランジェロのデザインによるもの。後から知ったので今回こちらには入っていませんが、訪れた際には是非こちらも見てみてください!
街の建物に沢山の種類の紋章を見かけました。それぞれの紋章の意味も知りたいなぁ...
ミケランジェロ広場から帰りに通ったアルノ河の対岸からの景色も良い感じでした!
ちょうど日が沈むころを狙っていったので、夕日がとっても綺麗でした。
国立図書館も正面から綺麗に見えます。
〇食事
今回のように長期間どこかの都市を見て回るときは、キッチン付きのアパートホテルみたいなところを取るようにしています。2人で行くとその方が安いし、外食より体調も整えやすく、食費も安く上がるので。
それでも、数回はその土地の美味しいものを食べに出かけるようにしていて、フィレンツェでは2回ほどレストランに行きました。1回目は海鮮料理を扱うバーみたいなところに、2回目は友達が勧めてくれたレストランで名物のTボーンステーキを食べました。
ちなみに、1か月くらい前に食べ過ぎで体調を崩して以来、すっかり食事の量が減り、良いものを適量美味しく食べるという技をようやく身に着け始めました(笑)
1軒目はフィッシング ラブ アレ ムラーテFishing Lab Alle Murateというお店。
電話で予約も出来ますが(英語可)、面倒なので直接行きました。
店の2階が綺麗なお店なようなので、気になる方はトリップアドバイザー等で見てみてください。2階の席にどうしても行きたい場合は、予約したほうが良いかもしれません。
マグロTonnoのタルタル
カジキSpadaのタルタル
どちらも玉ねぎやレモン、パイナップルと混ぜられています。魚も新鮮で美味しかったです!
ポルチーニ茸のラビオリ。エビとカニのソースがかかっています。
白身魚とトマトソースのパスタ。
パスタはフランスと違ってちゃんと固目に茹でてくれてるし、ソースには魚介の出汁がしっかり効いててとても美味しかったです。ボリュームも満点。
値段も割とリーズナブルで、カウンターもあるので軽く一杯ひっかけながら、タルタルなどのおつまみを気楽に楽しむのもいいかもしれません。ただ、付け合わせに出てくるパンはその他のイタリアの店と同じく、全然美味しくありません。フランスのパンが美味しいのでそれに慣れているからかもしれませんが、それにしてもパンは美味しくないのです(;_;)
2軒目はリストランテ・ダ・リーノRistorante da Lino
ここは割としっかりめのレストランという感じで、隣の席にはいかにもお金持ってそうな現地の老夫婦が座っていました。
ここではTボーンステーキを注文したのですが、100gごとに注文できるので、2人で500gを注文して分け合うことにしました。
ガラガラとカートに載せて持ってきて、そこで切り分けてくれます。見た目の割に全然脂っこくなく、美味しい赤みのお肉でしたが、食べ応え十分です。これとサラダでお腹いっぱいになりました。会計の後、リモンチェッロをご馳走してくれたのですが、これがまた美味しかったです。
ちょっとお高めのお店でしたが、店員さんも親切ですし、おススメです。
余談ですが、フィレンツェのカフェやスーパー、観光地で働いている人も含めて嫌な感じの人がとても多かったのにはびっくりしました。
愛想悪い人は良くいますが、同僚と話しながら本当に適当に仕事してる感じで、挨拶しても無視する人も多く、あまり良い印象がありません。
あとはプラスαで中央市場Mercato Centraleも楽しいところでした。
2階建てになっていて、1階には所謂普通の市場のように肉、魚、野菜、チーズ等々の生鮮食品と数軒食事ができるお店が入っているのですが、こちらは午後早いうちに閉まってしまいます。
一方、2階はフードコートになっていてお酒を出すバーがあり、それに合うようなおつまみを好きなところから買ってきて食べることが出来ます。色々なものを一度に味わいたいのなら、こちらもおススメです!特に値段が格別安いということはありませんが、テーブルチャージ無しで、色々な物を選んで食べることが出来るのは意外とお得だと思います!
街で飲んでいる人を良く見かけるスプリッツSpritz
こんな可愛い見た目で、皆ジュースを飲んでいるかのようにへっちゃらな顔して飲んでいますが、結構強いです!アルコールダメな人は気を付けて下さい!!僕はこの一杯を飲みきれずに断念しました。また旅行者は皆気になっているのか、通りがかりにこれが何なのかと、買える場所について何度か質問されました(笑)
このお肉屋さんのように少しだけ生鮮食品を扱っている店もあります。
また、トイレは無料ですが、特に女性の方は混んでいます。市場のトイレなので清潔さは「それなり」です。
最後にイタリアと言えばカフェということで、何種類かカフェの写真を載せて今回は終わりです。一部見た目がグチャッとしているモノもありますが、既に出てきた時にはこの状態だったので悪しからず…。
観光地近くのカフェは観光客用にとっても高く値段設定されている所が多いので、おススメは街の中の方にある地元民も利用して良そうなカフェです。クオリティは変わらず美味しいですし、値段もちゃんと適正価格(エスプレッソが1~1.2€)といった感じですので。
定番のエスプレッソEspresso
イタリア版アイスコーヒーCaffe shakerato(手前)とアメリカンCaffe americano(奥)
名前忘れたけど、多分ヘーゼルナッツのコーヒーcaffè alla nocciola…超甘いです。
続きます。。。
PR
またまた久しぶりの更新になってしまいました。
最近のリヨンは例年に比べてやたら暖かく、過ごしやすい分、花粉症に怯えています…。
この土日まではバカンスなので、終わる前に最近あったことを書いておこうかなと思います!
年が明けてからは、なんだか色々なところで演奏しました。
まず最初にあったのは自分でオーガナイズしたミニコンサート…だったはず(-_-;)
本来12月にやるはずが、歌手が当日に風邪を引いて中止になり、結局年が明けてからようやくやったのでした。30分でしたが、カッチーニと同時代のフィレンツェの音楽に焦点を当てて歌、リコーダー、ギター、ガンバの友人に協力してもらって演奏しました。
僕自身はチェンバロとハープ(アルパ・ドッピア)を両方弾いて、ソロと通奏低音を弾いただけでなく、Aria di fiorenzaやカッチーニのアリアにリコーダーやガンバのための対旋律やディミニューションを作ったり、ギターとの即興を取り入れたりと色々と挑戦もしてみました。
こういう勉強をしてみると、結局通奏低音の勉強はただの伴奏の練習では無くて、むしろ作曲の勉強に近いんだなと強く実感します。
で、確かその同じ日の夜にはリコーダークラスのコンサートがGoethe-Institut(ドイツ語とかドイツの文化とかを勉強する学校らしい…)であり、こちらではヘンデルのリコーダーソナタと、テレマンのトリオソナタを1曲ずつ演奏。
この企画自体が結構ぎりぎりに決まった上、年末年始は学校が閉まっていたため、皆慌ただしく準備しましたが、中世のモノディやブロークン・コンソートで16世紀のポリフォニーをやる組など、バラエティもあって賑やかな会になりました。特にJ.-C.Naudotという18世紀フランスの作曲家の、ミュゼット、ヴァイオリン、トラヴェルソという超珍しい編成の曲が聴けたのは楽しかったです。
そして、その翌週には今度は織物装飾美術博物館でハープ科とリコーダー科の合同ミニコンサートがありました。17世紀(だったはず)のタペストリーが並ぶ会場で、ピッチニーニのAria di SarabandaとファルコニエーリのSuave melodiaを演奏しました。雰囲気はとても良かったのですが、タペストリーの吸音率の高さにはびっくりさせられました…その時の演奏はYoutubeに上げたので、良かったら聴いてみて下さいね!
こちらです↓
同じ週には急遽ヴィオールのクラスの発表会にも出ることになり、フォルクレの通奏低音を弾きました。フォルクレはチェンバロのソロ版もあり、今回のプログラムはちょうど芸大の卒試でも弾いた5番の組曲からの抜粋だったので、懐かしく思いつつ弾きましたが、弾けば弾くほどガンバで弾いたほうが全然カッコいいし綺麗に思えました。また、全然簡単ではない作品を短期間で仕上げたガンバの友人の技量の高さにも脱帽でした…。
そして、ちょうど1か月前には歌手のステファン・マクロード氏による指揮でバッハのヨハネ受難曲を演奏するプロジェクトがありました。リヨンの古楽科は5年に一度のペースでヨハネ受難曲に取り組んでいるようなのですが、今年がその当たり年だったようです。
内容も重いし、どのパートにとっても難しい大曲でしたが、ちょっぴり怖いステファンの音楽性も素晴らしく、奏者のテンションも高く、当日はとても良い演奏だったと思います。芸大にいたころは、なんだかバッハ信仰みたいなのを感じて(笑)、勝手に苦手意識があったのですが、取り組んでみるとやはり素晴らしい音楽でした。
会場
さて、そんなこんなあって2月の半ばからはまたもバカンスに入り、休み明けにあるマーラ・ガラッシ氏によるハープのマスタークラスに備えてマヨーネA.Mayoneのを練習しつつも、自分のためにゆっくり時間を使うことが出来ました。
マヨーネは数少ないハープのための作品を書いている作曲家でもあり、テクニカル的に僕にとっては超大変なのですが、音楽の内容的には全部理解できるので、時々頭の理解と指の能力の差をもどかしく感じつつも、割と楽しみながら取り組んでいます。
しかし、そうは言ってもリフレッシュは必要!ということで、タイミング良く誘ってくれた友人達共に、ニースへ旅行してきました。
近くのマルセイユには何回か演奏で行ったことがあるものの、純粋に南仏に遊びに行くのは実は初めてで、期待以上に楽しかったです。
2月とは思えない程日差し強いし、海もめちゃくちゃきれいだし、名物のソッカ(ひよこ豆で作るお好み焼きとかクレープみたいな感じ)も超美味しいし、カーニバルの盛り上がりも新鮮で楽しかったです。
↑一番奥がソッカ
また、楽器博物館もあり、小さいですが展示もそれなりに豊富で、学生証を見せたらなんと無料で入れたので、ニース旅行は大満足でした。
良い感じに精神的なエネルギーがチャージできたので、またバカンス明けも頑張れそうです!
最近のリヨンは例年に比べてやたら暖かく、過ごしやすい分、花粉症に怯えています…。
この土日まではバカンスなので、終わる前に最近あったことを書いておこうかなと思います!
年が明けてからは、なんだか色々なところで演奏しました。
まず最初にあったのは自分でオーガナイズしたミニコンサート…だったはず(-_-;)
本来12月にやるはずが、歌手が当日に風邪を引いて中止になり、結局年が明けてからようやくやったのでした。30分でしたが、カッチーニと同時代のフィレンツェの音楽に焦点を当てて歌、リコーダー、ギター、ガンバの友人に協力してもらって演奏しました。
僕自身はチェンバロとハープ(アルパ・ドッピア)を両方弾いて、ソロと通奏低音を弾いただけでなく、Aria di fiorenzaやカッチーニのアリアにリコーダーやガンバのための対旋律やディミニューションを作ったり、ギターとの即興を取り入れたりと色々と挑戦もしてみました。
こういう勉強をしてみると、結局通奏低音の勉強はただの伴奏の練習では無くて、むしろ作曲の勉強に近いんだなと強く実感します。
で、確かその同じ日の夜にはリコーダークラスのコンサートがGoethe-Institut(ドイツ語とかドイツの文化とかを勉強する学校らしい…)であり、こちらではヘンデルのリコーダーソナタと、テレマンのトリオソナタを1曲ずつ演奏。
この企画自体が結構ぎりぎりに決まった上、年末年始は学校が閉まっていたため、皆慌ただしく準備しましたが、中世のモノディやブロークン・コンソートで16世紀のポリフォニーをやる組など、バラエティもあって賑やかな会になりました。特にJ.-C.Naudotという18世紀フランスの作曲家の、ミュゼット、ヴァイオリン、トラヴェルソという超珍しい編成の曲が聴けたのは楽しかったです。
そして、その翌週には今度は織物装飾美術博物館でハープ科とリコーダー科の合同ミニコンサートがありました。17世紀(だったはず)のタペストリーが並ぶ会場で、ピッチニーニのAria di SarabandaとファルコニエーリのSuave melodiaを演奏しました。雰囲気はとても良かったのですが、タペストリーの吸音率の高さにはびっくりさせられました…その時の演奏はYoutubeに上げたので、良かったら聴いてみて下さいね!
こちらです↓
同じ週には急遽ヴィオールのクラスの発表会にも出ることになり、フォルクレの通奏低音を弾きました。フォルクレはチェンバロのソロ版もあり、今回のプログラムはちょうど芸大の卒試でも弾いた5番の組曲からの抜粋だったので、懐かしく思いつつ弾きましたが、弾けば弾くほどガンバで弾いたほうが全然カッコいいし綺麗に思えました。また、全然簡単ではない作品を短期間で仕上げたガンバの友人の技量の高さにも脱帽でした…。
そして、ちょうど1か月前には歌手のステファン・マクロード氏による指揮でバッハのヨハネ受難曲を演奏するプロジェクトがありました。リヨンの古楽科は5年に一度のペースでヨハネ受難曲に取り組んでいるようなのですが、今年がその当たり年だったようです。
内容も重いし、どのパートにとっても難しい大曲でしたが、ちょっぴり怖いステファンの音楽性も素晴らしく、奏者のテンションも高く、当日はとても良い演奏だったと思います。芸大にいたころは、なんだかバッハ信仰みたいなのを感じて(笑)、勝手に苦手意識があったのですが、取り組んでみるとやはり素晴らしい音楽でした。
会場
さて、そんなこんなあって2月の半ばからはまたもバカンスに入り、休み明けにあるマーラ・ガラッシ氏によるハープのマスタークラスに備えてマヨーネA.Mayoneのを練習しつつも、自分のためにゆっくり時間を使うことが出来ました。
マヨーネは数少ないハープのための作品を書いている作曲家でもあり、テクニカル的に僕にとっては超大変なのですが、音楽の内容的には全部理解できるので、時々頭の理解と指の能力の差をもどかしく感じつつも、割と楽しみながら取り組んでいます。
しかし、そうは言ってもリフレッシュは必要!ということで、タイミング良く誘ってくれた友人達共に、ニースへ旅行してきました。
近くのマルセイユには何回か演奏で行ったことがあるものの、純粋に南仏に遊びに行くのは実は初めてで、期待以上に楽しかったです。
2月とは思えない程日差し強いし、海もめちゃくちゃきれいだし、名物のソッカ(ひよこ豆で作るお好み焼きとかクレープみたいな感じ)も超美味しいし、カーニバルの盛り上がりも新鮮で楽しかったです。
↑一番奥がソッカ
また、楽器博物館もあり、小さいですが展示もそれなりに豊富で、学生証を見せたらなんと無料で入れたので、ニース旅行は大満足でした。
良い感じに精神的なエネルギーがチャージできたので、またバカンス明けも頑張れそうです!
2019年、明けましておめでとうございます!
昨年も応援頂きありがとうございました!
めちゃくちゃ久しぶりの投稿となってしまいましたが、昨年も応援頂きありがとうございました!
2018年は上半期に学士試験があったり、 古楽ハープ科に入ったりと自分にとって大きな変化があった年でし た。また、日本でも演奏会をしたり、YouTube(チャンネルはコチラ)を始めてみたりと、 音楽活動でも色々取り組めたかなと思います。
9月から2つの科を専攻することになり、 プロジェクトなども重ってくると、思っていたよりも大変で。。。
気がついたら 年が変わったなという感じです。
フランス生活も早くも4年目。
では、皆様にとって、 幸せの多い1年となることをお祈りしています!
3日前の夜中にリヨンに戻ってきました。
飛行機が飛んだ翌日には大型の台風が地元を通過し、今朝起きたら北海道の方で大きな地震があったというニュースを見ました。
皆様が御無事でいらっしゃることをお祈りしています。今後もお気をつけてお過ごしくださいね。
さて、記憶に新しいうちに一時帰国のことについて書こうと思います。
演奏会で共演して下さった方々、聴きに来てくださった方々、情報の拡散でご協力いただいた方々、お忙しい中お話しする時間を作ってくださった先生、先輩、友人達にまずは感謝したいと思います。
今回の帰国では、沢山の方々の「支え」を強く感じました。皆様ありがとうございました!
今回は12日間という滞在期間のうちに、演奏会2つ、地元で公開レッスンという結構なハードスケジュール。おまけに予想を遥かに超えた日本の湿度と気温の高さに、帰国した初日には、体調が最後まで持つかどうか本当に心配になりました。
普段ならもっと食べれるはずが、完璧に夏バテしてしまい、無理に食べ過ぎて体調を崩さないよう気を付けなければならず、食に関してはとても悔しい思いでした!!(>_<)
次はもうちょっと生き易い季節に帰ろう…
といいつつ、色々食べました。写真撮らずに食べたものも多数なので、いくつかですが。
焼き肉、焼き鳥、刺身、寿司、オムライス…などなど、日本の美味しい物はとりあえず美味しく頂きました。本当は食べ過ぎなくらい食べたかったのですが!!!
トマトラーメン
冷麺
讃岐うどん
一方、演奏会ではとても良い雰囲気の中楽しんで演奏することができ、終演後も皆様からとても温かいご感想をいただき、どの会もとても充実した時間を過ごすことが出来ました。
正直に言うと、近江楽堂での2つの演奏会では、留学してから初めての東京での演奏会ということで、結構ドキドキしていました。
弾き方や音楽の見方も、自覚があるほど留学前とは変わったし、今の自分の演奏がどんな風に受け取られるのか不安だったのですが、芸大在学時代から聞いて下さっている方たちに
「良くなった」「うまくなった」
と言っていただけて、とても嬉しかったです。
各イベントの感想をちょっとずつ書きますね。
1つ目の「中島恵美リコーダーリサイタル」
リコーダーの中島さんとは芸大時代から数え切れない程一緒に弾いています。
そんな彼女にとって初のリサイタルでも共演させてもらえることは光栄でもありましたが、それなりにプレッシャーがありました。
本番
プログラムは18世紀フランス、ドイツのがっちりした曲となっていましたが、お互いにプレリュードを即興で演奏したり、うまくチェンバロソロを混ぜたりと、よく考えられたプログラムに彼女らしい意欲的なアイデアが織り込まれており、素敵なリサイタルになったと思います。
その4日後に同じく近江楽堂で行われた染谷熱子さん主催の演奏会
「親愛なる愛の神様 愛の神に寄せるイタリアバロック声楽の夕べ」
が行われました。
リハ中
実は主催の染谷さんと最初に出会ったのは僕がまだ芸大を受験する前の高校3年生の時に参加した講習会でした。
そのときはまだチェンバロを始めたばかりで、右も左もわからなかったのですが、
古楽の分野には
「こんな綺麗に歌う人がいるんだ…」
と衝撃を受けました。
芸大に入学してからは、バロックダンス部でお世話になって仲良くさせていただいていて、4年前にはこちらの自主企画で歌っていただきました。
そんなこともあり、今回は染谷さんの企画で呼んでいただけて、とても嬉しかったのです!
初共演のリュートの佐藤さんは、芸大の試験伴奏によくいらっしゃっていたので、大ベテランの演奏家というイメージで、最初は緊張していたのですが、親しみやすい方で、アイデアを出し合いながら、とても弾きやすい環境を作って下さりました。
僕が言うのもアレなのですが、染谷さんも前回共演した時から進化されていて、より豊かな音楽造りを感じられ、そんな彼女のリードの下、リハーサルの期間は短かったですが、共演者4人でお互いの音を良く聴きながら、音楽を良く楽しめたかなと思います。
終演後
そして、この演奏会の2日後には地元の松山で体験レッスンとレクチャーコンサートを行いました。
今は大分マシになりましたが、このイベントの前日からなんと喉に痛みが!
連日の疲れや冷房が祟ったのでしょう。。。
公開のレッスンをするのも、レクチャーコンサートも初めての試みで、個人的な反省点はありますが、積極的な受講、聴講の方たちのお蔭で、会自体は思っていた以上に実りのあるものになりました。
調律中
参加された方達がちょっとずつ楽器と距離を縮めて、良い音を出せるようになったり、様々なことに興味を持って質問をしてくださったりと、僕の方が良い刺激を沢山もらいました。
すっかり長くなってしまいましたが、そろそろ終わります。
今回体力的に大変な思いをしつつも、帰国して演奏会や色んな方のお話を聞けたのは、自分にとってほんとうに良かったと思います。
また、応援して下さっている方達のためにも、こっちで頑張らねばと気が引き締まりました。
日本の皆様、またお目にかかれる日までお元気でお過ごしくださいね!
飛行機が飛んだ翌日には大型の台風が地元を通過し、今朝起きたら北海道の方で大きな地震があったというニュースを見ました。
皆様が御無事でいらっしゃることをお祈りしています。今後もお気をつけてお過ごしくださいね。
さて、記憶に新しいうちに一時帰国のことについて書こうと思います。
演奏会で共演して下さった方々、聴きに来てくださった方々、情報の拡散でご協力いただいた方々、お忙しい中お話しする時間を作ってくださった先生、先輩、友人達にまずは感謝したいと思います。
今回の帰国では、沢山の方々の「支え」を強く感じました。皆様ありがとうございました!
今回は12日間という滞在期間のうちに、演奏会2つ、地元で公開レッスンという結構なハードスケジュール。おまけに予想を遥かに超えた日本の湿度と気温の高さに、帰国した初日には、体調が最後まで持つかどうか本当に心配になりました。
普段ならもっと食べれるはずが、完璧に夏バテしてしまい、無理に食べ過ぎて体調を崩さないよう気を付けなければならず、食に関してはとても悔しい思いでした!!(>_<)
次はもうちょっと生き易い季節に帰ろう…
といいつつ、色々食べました。写真撮らずに食べたものも多数なので、いくつかですが。
焼き肉、焼き鳥、刺身、寿司、オムライス…などなど、日本の美味しい物はとりあえず美味しく頂きました。本当は食べ過ぎなくらい食べたかったのですが!!!
トマトラーメン
冷麺
讃岐うどん
一方、演奏会ではとても良い雰囲気の中楽しんで演奏することができ、終演後も皆様からとても温かいご感想をいただき、どの会もとても充実した時間を過ごすことが出来ました。
正直に言うと、近江楽堂での2つの演奏会では、留学してから初めての東京での演奏会ということで、結構ドキドキしていました。
弾き方や音楽の見方も、自覚があるほど留学前とは変わったし、今の自分の演奏がどんな風に受け取られるのか不安だったのですが、芸大在学時代から聞いて下さっている方たちに
「良くなった」「うまくなった」
と言っていただけて、とても嬉しかったです。
各イベントの感想をちょっとずつ書きますね。
1つ目の「中島恵美リコーダーリサイタル」
リコーダーの中島さんとは芸大時代から数え切れない程一緒に弾いています。
そんな彼女にとって初のリサイタルでも共演させてもらえることは光栄でもありましたが、それなりにプレッシャーがありました。
本番
プログラムは18世紀フランス、ドイツのがっちりした曲となっていましたが、お互いにプレリュードを即興で演奏したり、うまくチェンバロソロを混ぜたりと、よく考えられたプログラムに彼女らしい意欲的なアイデアが織り込まれており、素敵なリサイタルになったと思います。
その4日後に同じく近江楽堂で行われた染谷熱子さん主催の演奏会
「親愛なる愛の神様 愛の神に寄せるイタリアバロック声楽の夕べ」
が行われました。
リハ中
実は主催の染谷さんと最初に出会ったのは僕がまだ芸大を受験する前の高校3年生の時に参加した講習会でした。
そのときはまだチェンバロを始めたばかりで、右も左もわからなかったのですが、
古楽の分野には
「こんな綺麗に歌う人がいるんだ…」
と衝撃を受けました。
芸大に入学してからは、バロックダンス部でお世話になって仲良くさせていただいていて、4年前にはこちらの自主企画で歌っていただきました。
そんなこともあり、今回は染谷さんの企画で呼んでいただけて、とても嬉しかったのです!
初共演のリュートの佐藤さんは、芸大の試験伴奏によくいらっしゃっていたので、大ベテランの演奏家というイメージで、最初は緊張していたのですが、親しみやすい方で、アイデアを出し合いながら、とても弾きやすい環境を作って下さりました。
僕が言うのもアレなのですが、染谷さんも前回共演した時から進化されていて、より豊かな音楽造りを感じられ、そんな彼女のリードの下、リハーサルの期間は短かったですが、共演者4人でお互いの音を良く聴きながら、音楽を良く楽しめたかなと思います。
終演後
そして、この演奏会の2日後には地元の松山で体験レッスンとレクチャーコンサートを行いました。
今は大分マシになりましたが、このイベントの前日からなんと喉に痛みが!
連日の疲れや冷房が祟ったのでしょう。。。
公開のレッスンをするのも、レクチャーコンサートも初めての試みで、個人的な反省点はありますが、積極的な受講、聴講の方たちのお蔭で、会自体は思っていた以上に実りのあるものになりました。
調律中
参加された方達がちょっとずつ楽器と距離を縮めて、良い音を出せるようになったり、様々なことに興味を持って質問をしてくださったりと、僕の方が良い刺激を沢山もらいました。
すっかり長くなってしまいましたが、そろそろ終わります。
今回体力的に大変な思いをしつつも、帰国して演奏会や色んな方のお話を聞けたのは、自分にとってほんとうに良かったと思います。
また、応援して下さっている方達のためにも、こっちで頑張らねばと気が引き締まりました。
日本の皆様、またお目にかかれる日までお元気でお過ごしくださいね!
今年の夏の3つのイベントをこのページにひとまとめにしました。
それぞれのイベントの詳細はリンク先からご覧いただくことが出来ます。
8月24日(金):中島恵美リコーダーリサイタル @東京オペラシティ 近江楽堂
8月28日(火):染谷熱子リサイタル〜愛の神に寄せるイタリアバロック声楽の世界〜 @東京オペラシティ 近江楽堂
8月30日(木):(愛媛)チェンバロ体験レッスン~レクチャーコンサート付き~ @ひめぎんホール別館第11会議室
どのイベントも満足していただけると思いますので、どうぞ奮ってご参加ください。
皆様とお会いでいることを心から楽しみにしております!
それぞれのイベントの詳細はリンク先からご覧いただくことが出来ます。
8月24日(金):中島恵美リコーダーリサイタル @東京オペラシティ 近江楽堂
8月28日(火):染谷熱子リサイタル〜愛の神に寄せるイタリアバロック声楽の世界〜 @東京オペラシティ 近江楽堂
8月30日(木):(愛媛)チェンバロ体験レッスン~レクチャーコンサート付き~ @ひめぎんホール別館第11会議室
どのイベントも満足していただけると思いますので、どうぞ奮ってご参加ください。
皆様とお会いでいることを心から楽しみにしております!
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プロフィール
HN:
曽根田 駿 Soneda Hayao
年齢:
32
HP:
性別:
男性
誕生日:
1992/08/31
職業:
チェンバロ、古楽ハープ弾き
自己紹介:
愛媛県松山市出身。
4歳からピアノを始める。
松山南高等学校在学中、チェンバロに出会い転向する。
東京芸術大学音楽学部器楽科チェンバロ専攻卒業。在学中、2年次よりバロックダンス部の部長を務める。
2015年より渡仏し、リヨン国立高等音楽院CNSMDLのチェンバロ専攻学士課程に在学。2018年6月に演奏家ディプロマDNSPMを取得した。
2018年9月より、同校のクラヴサン―通奏低音専攻修士課程、及び古楽ハープ学士課程在学。
ピアノを冨永啓子氏、チェンバロを石川陽子、大塚直哉、西山まりえ、Y.レヒシュタイナー、J-M.エイム、D.ベルナーの各氏に師事。
古楽ハープを西山まりえ、A.モイヨンの各氏に師事。
2014年3月に初のソロリサイタルを萬翠荘(愛媛)にて開催。
2015年3月には『ハープ祭り2015(西山まりえ氏主宰)』において、『プチっとリサイタル』に選出され、ゴシックハープで出演する。
東京芸大在学中より様々なアンサンブルとも共演し、ソロ、通奏低音共に研鑽を積んでいる。
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4歳からピアノを始める。
松山南高等学校在学中、チェンバロに出会い転向する。
東京芸術大学音楽学部器楽科チェンバロ専攻卒業。在学中、2年次よりバロックダンス部の部長を務める。
2015年より渡仏し、リヨン国立高等音楽院CNSMDLのチェンバロ専攻学士課程に在学。2018年6月に演奏家ディプロマDNSPMを取得した。
2018年9月より、同校のクラヴサン―通奏低音専攻修士課程、及び古楽ハープ学士課程在学。
ピアノを冨永啓子氏、チェンバロを石川陽子、大塚直哉、西山まりえ、Y.レヒシュタイナー、J-M.エイム、D.ベルナーの各氏に師事。
古楽ハープを西山まりえ、A.モイヨンの各氏に師事。
2014年3月に初のソロリサイタルを萬翠荘(愛媛)にて開催。
2015年3月には『ハープ祭り2015(西山まりえ氏主宰)』において、『プチっとリサイタル』に選出され、ゴシックハープで出演する。
東京芸大在学中より様々なアンサンブルとも共演し、ソロ、通奏低音共に研鑽を積んでいる。
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