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2021年2月13日よりオンライン講座を開始します!


我々のデュオ『イ・フィラトーリ・ディ・ムジカ』としては、皆様に楽しんでいただける演奏会を企画する以外にも、専門分野に関する講座も行うことで多くの人に音楽を『理解できる喜び』も共有できればと思っています。

第1段として、17世紀ドイツの音楽家、クリストフ・ベルンハルトのフィグーラについて見ていく講座を始めることにしました。

バロック音楽のバロックという言葉は真珠や宝石のいびつな形を指すポルトガル語のbarrocoから来ていると言われていますが、いったいどういうところが『いびつ』なのか、不思議に思ったことはありませんか?
専門で通奏低音を勉強している方たちは、特に17世紀のモノディを伴奏するときに、どこを基準に和音を考えていいのか悩んだことはありませんか?

ベルンハルトの今回扱う論文には、そういう疑問を解く手がかりが沢山含まれています。
デモムービーも作成し、このブログでもちょこちょこ内容に触れていこうと思っていますが、是非この機会に一緒に勉強してみませんか?

配布資料にはフィグーラを扱っている章全ての日本語訳を用意しています。

難しくても何度も見返していただけますし、メールでも質問を受け付けていますので、ご安心ください。
是非ご検討いただければ幸いです。

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イ・フィラトーリ・ディ・ムジカ オンライン講座 vol.1
クリストフ・ベルンハルトのフィグーラ
~17世紀イタリアの音楽作品の理解のために~
 17世紀ドイツの音楽家クリストフ・ベルンハルトChristoph Bernhard(1628~1692)が1657年頃に書いたとされる『作曲法教程Tractatus compositionis augmentatus』に収められている修辞学的フィグーラについて見ていく講座です。
~『作曲法教程』について~
ベルンハルトは、当時最先端だったイタリアの音楽を積極的に学びました。クラウディオ・モンテヴェルディやジョバンニ・ガブリエッリに師事したハインリヒ・シュッツの下で学び、2度のイタリア旅行や自身の勤めていたドレスデン宮廷に呼び寄せられたイタリア人音楽家たちに囲まれて仕事をしていきながら、『新しい様式』の音楽を学んでいきました。
出版はされず、手稿のみで伝えられている『作曲法教程』の第16章から第43章には、イタリア音楽で使われていた不協和音、『フィグーラFigura』に対して名前を付けてまとめ、さらにそれらを3つの様式に分類することによってわかりやすく記述しています。
 この論文はヨハン・マッテゾンをはじめ、ドイツの理論書では度々引用されることがあり、後の18世紀の音楽を分析するのにも大変有効です。
 今回は17世紀イタリアの音楽や、ベルンハルトの師であるシュッツの作品の中に使われているフィグーラを紹介しながら、じっくり見ていきます。演奏をするプロ、専門生、愛好家の方だけではなく、初めての方、聴く専の方にも楽しんでいただければ幸いです。バロック音楽の『いびつな』美しさの秘密を少し探ってみませんか?
日時:全6回(各回約45分)
パート1&2:2021年2月13日(土)配信開始
パート3&4:2021年3月13日(土)配信開始
パート5&6:2021年4月10日(土)配信開始   全回2021年5月8日まで視聴可能です。
・配布資料(PDFまたは郵送)あり ※郵送をご希望の場合は送料をご負担いただきます。
・第1回目の配信開始から視聴期間終了日の5月8日までメール等でのご質問、ご意見、ご感想を受け付けています。
【お申込み】
1.お申込みフォーム:http://forms.gle/RaRZxwv2361hy3dR7
2.メール:ensemble.5te.s@gmail.com


各回内容
第1回配信(2021年2月13日~)
パート1:クリストフ・ベルンハルトの紹介と対位法、特に終止形の基礎情報
パート2:スティルス・グラーヴィスStylus gravisについて
第2回配信(2021年3月13日~)
パート3:通常のスティルス・リュクスリアンスStylus luxurians communisについて前編
パート4:通常のスティルス・リュクスリアンスStylus luxurians communisについて後編
第3回配信(2021年4月10日~)
パート5:劇場風スティルス・リュクスリアンスStylus luxurians theatralisについて前編
パート6:劇場風スティルス・リュクスリアンスStylus luxurians theatralisについて後編
料金:
【一般の方】
各回個別でのご購入の場合…1回2000円
全6回まとめてご購入の場合…10000円

【学生の方(30歳以下)】
各回個別でご購入の場合…1回1000円
全6回まとめてご購入の場合…5000円
講師:曽根田 駿(そねだ はやお) チェンバロ/古典ハープ奏者
愛媛県出身。4歳からピアノを始め、高校在学中にチェンバロに出会い転向する。東京芸術大学音楽学部器楽科チェンバロ専攻卒業。
2015年より渡仏し、リヨン国立高等音楽院のチェンバロ専攻学士課程に在学。2018年に演奏家ディプロマを取得した。2018年より、同校のチェンバロ(通奏低音/コレペティ)専攻修士課程に進学。演奏家としてバロックダンスへの深いアプローチを試み、『ボーシャン=フイエ記譜法の普及と18世紀イギリス音楽への影響』のテーマで研究を進める。2020年に修了。2018年より同校古楽ハープ学士課程在学。2020年に演奏家ディプロマを取得。在学中、本専攻の他に中世、ルネサンス、バロック音楽理論及び即興をR.ピカゾ氏、B.ジャナン氏、歌唱法をA.ドゥラフォース氏と共に学ぶなど、他分野にも大きく視野を広げた。
ピアノを冨永啓子氏、チェンバロを石川陽子、大塚直哉、西山まりえ、Y.レヒシュタイナー、J.-M.エイム、D.ベルナー、A.-C.ヴィネイの各氏に師事。古楽ハープを西山まりえ、A.モイヨンの各氏に師事。
東京芸大在学中より『ソレイユ・ルヴァン』『アンサンブル・W』をはじめとする様々なアンサンブルとも共演し、ソロ、通奏低音として活動。音楽祭Mars en baroqueでマスタークラスの伴奏員を務め、演奏会に多数出演する。現在、お茶の水・アイゼナハ音楽院講師。
公式HP:www.i-filatori-di-musica.com/

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プロフィール

HN:
曽根田 駿 Soneda Hayao
年齢:
32
性別:
男性
誕生日:
1992/08/31
職業:
チェンバロ、古楽ハープ弾き
自己紹介:
愛媛県松山市出身。
4歳からピアノを始める。
松山南高等学校在学中、チェンバロに出会い転向する。

東京芸術大学音楽学部器楽科チェンバロ専攻卒業。在学中、2年次よりバロックダンス部の部長を務める。
2015年より渡仏し、リヨン国立高等音楽院CNSMDLのチェンバロ専攻学士課程に在学。2018年6月に演奏家ディプロマDNSPMを取得した。
2018年9月より、同校のクラヴサン―通奏低音専攻修士課程、及び古楽ハープ学士課程在学。

ピアノを冨永啓子氏、チェンバロを石川陽子、大塚直哉、西山まりえ、Y.レヒシュタイナー、J-M.エイム、D.ベルナーの各氏に師事。
古楽ハープを西山まりえ、A.モイヨンの各氏に師事。

2014年3月に初のソロリサイタルを萬翠荘(愛媛)にて開催。
2015年3月には『ハープ祭り2015(西山まりえ氏主宰)』において、『プチっとリサイタル』に選出され、ゴシックハープで出演する。
東京芸大在学中より様々なアンサンブルとも共演し、ソロ、通奏低音共に研鑽を積んでいる。

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