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前に進もう…少しずつ。少しずつ。

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今日の午後は夜までレッスンが続きます。
自分ではなくて、生徒さんが出来るようになるためにアシストするのって大変ですね。

中世からバロックまで様々な興味を持った方が来てくださっていますが、人によって頭の使い方や身体の使い方が全然違うので、その人にとって良い音を探したり、考えやすい説明の仕方を見つけたりするのって難しいけど面白いです。
僕自身は何かのメソッドに沿ったり、表現の仕方や理想を押し付けられるのが嫌いなので、生徒さんの考え方、感じ方を大切に出来るように努力しているつもりなのですが、その方が先生にとっては難しいんだなということも教える側に立ってみるとわかってきました。

さて、昨日は古楽アンサンブル『エクス・ノーヴォ』の公演に行ってきました。演目は『«ラ・ペッレグリーナ»のインテルメディオ』という1589年にフィレンツェで上演された祝典のための音楽でした。

豊富な種類の楽器の音と歌が響きあって、華やかな雰囲気の公演でした。時代的にはルネサンスの末期、ちょっとずつ新しい音楽の趣味が見え隠れし始める頃だったので、作曲家によっては既に次の時代のフィレンツェを感じさせる工夫もされていて、趣味の移り変わりを素晴らしい演奏と共に耳で楽しめる公演でした。途中「おや、新しいな!」と思ったら、17世紀になってからの活躍の目立つペーリやカヴァリエ―リの作曲だったりして、ちょっとした一工夫で劇的な効果を狙っている感じも、ルネサンスからバロックが地続きで発展していく様子が見えるようで面白かったです。

色々な演奏会を聴きに行った5月もいつの間にか終盤。自分たちのこちらの公演にも、蓄えた栄養を反映できると良いなと思います!



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プロフィール

HN:
曽根田 駿 Soneda Hayao
年齢:
32
性別:
男性
誕生日:
1992/08/31
職業:
チェンバロ、古楽ハープ弾き
自己紹介:
愛媛県松山市出身。
4歳からピアノを始める。
松山南高等学校在学中、チェンバロに出会い転向する。

東京芸術大学音楽学部器楽科チェンバロ専攻卒業。在学中、2年次よりバロックダンス部の部長を務める。
2015年より渡仏し、リヨン国立高等音楽院CNSMDLのチェンバロ専攻学士課程に在学。2018年6月に演奏家ディプロマDNSPMを取得した。
2018年9月より、同校のクラヴサン―通奏低音専攻修士課程、及び古楽ハープ学士課程在学。

ピアノを冨永啓子氏、チェンバロを石川陽子、大塚直哉、西山まりえ、Y.レヒシュタイナー、J-M.エイム、D.ベルナーの各氏に師事。
古楽ハープを西山まりえ、A.モイヨンの各氏に師事。

2014年3月に初のソロリサイタルを萬翠荘(愛媛)にて開催。
2015年3月には『ハープ祭り2015(西山まりえ氏主宰)』において、『プチっとリサイタル』に選出され、ゴシックハープで出演する。
東京芸大在学中より様々なアンサンブルとも共演し、ソロ、通奏低音共に研鑽を積んでいる。

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