pas à pas
前に進もう…少しずつ。少しずつ。
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もうすぐ卒業。
学校を出れば、先生とか学校とは関係がなくなって、ある意味自由な身になる。
逆に今まで『芸大所属の…』という言葉で良い意味でも悪い意味でも守られていたものはなくなる。自分がすべてのことに対して責任を取ることになる。
今まではどちらかというと広く浅く、沢山の曲や作曲家に触れるという感じの勉強の仕方だったし、毎週ある授業やレッスンに向けて、どこか『大雑把』という感じがあった。
それはそれで意味があったことだし、手を抜いてやっていたわけでもない。音楽に愛情を欠いていたつもりもない。
もちろん知らないことはまだまでいっぱいあるし、広く色々知って行くことはこれからも大事なことの1つだと思う。
でもその一方で1つの曲、1人の作曲家、あるいは1つの音に対して向かい合うことにはなかなか時間が裂けなかったような気がしてならない。
この1年はきっと色々と変わる年で、留学もしたいと思っているから忙しいと思う。だからこそ、じっくりと音楽と向き合う気持ちは大切にしたい。どんな音にも愛情を持って取り組む。特に今年はそれが目標。言葉でいうのは簡単だけど、楽器のタッチ、曲の分析、資料集め…もちろんテクニック的な練習も!表面的なことだけでも沢山。さらに、頭に浮かぶイメージや精神的なこと、個人的な問題はまた別の話。とても大変なこと。
広くやるからこそ、深く勉強するきっかけが掴めるけど、それだけではどこかフワフワしたものができあがってしまうし、逆に限られた範囲を深くやっているだけだと、深くやっている「つもり」で、どこか乱暴な、スケールの小さい演奏になってしまう。
どっちも大事な勉強。でも今の自分にとって大事なのは1音に対する愛情を深めること。焦らずにじっくり取り組んでいきたい。
音楽への愛にもっともっと溢れた、1年にしたいと思う。
頭を整理するためにざっと思いついたまま書きました。読みづらくってごめんなさい(>_<)
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プロフィール
4歳からピアノを始める。
松山南高等学校在学中、チェンバロに出会い転向する。
東京芸術大学音楽学部器楽科チェンバロ専攻卒業。在学中、2年次よりバロックダンス部の部長を務める。
2015年より渡仏し、リヨン国立高等音楽院CNSMDLのチェンバロ専攻学士課程に在学。2018年6月に演奏家ディプロマDNSPMを取得した。
2018年9月より、同校のクラヴサン―通奏低音専攻修士課程、及び古楽ハープ学士課程在学。
ピアノを冨永啓子氏、チェンバロを石川陽子、大塚直哉、西山まりえ、Y.レヒシュタイナー、J-M.エイム、D.ベルナーの各氏に師事。
古楽ハープを西山まりえ、A.モイヨンの各氏に師事。
2014年3月に初のソロリサイタルを萬翠荘(愛媛)にて開催。
2015年3月には『ハープ祭り2015(西山まりえ氏主宰)』において、『プチっとリサイタル』に選出され、ゴシックハープで出演する。
東京芸大在学中より様々なアンサンブルとも共演し、ソロ、通奏低音共に研鑽を積んでいる。
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