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前に進もう…少しずつ。少しずつ。

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浜松、松戸、日暮里での『織りなす旋律2』の公演、昨日の日暮里公演を持ちまして、全て終演しました。各回にご来場いただいた皆様、ありがとうございました!
受付などでお世話になった皆様にもお礼を申し上げます!


昨年の第1弾に続いて内容的にはやや専門性の高い内容になってしまうかなと思っていたのですが、それでも聴けば楽しんでいただけて、お話を交えれば少しずつ分かっていくことが増えていってより楽しみ方が広がるような企画にしたいと思って、色々と考えた第2弾。アンケートやSNSの投稿で楽しんでいただけた様子を伝えて下さって、とても嬉しく思っています。

第1弾からご一緒している桐畑さん、そして今回初めてご一緒した長谷川さんとは、本来別々の企画でコンサートをしようと思っていました。しかし、それぞれのプログラムにしようと思っていた内容が近くて、4人いればプログラムの幅も広がるかもと考えて、今回4人での企画となりました。

音が沢山あるソロも弾いて、ローレのマドリガーレをブロークン・コンソートの形でパートブックから演奏して、鍵盤曲をコンソート用にアレンジして…大変でしたがやりたいことを沢山やらせてもらって、それに付き合ってくださった2人には感謝しかありません。
奏者にとっては決して楽なプログラムではありませんでしたが(笑)、勉強から一緒に取り組んで、それぞれの奏者と楽器の個性を活かした形で本番を迎えられたのは、お2人の協力があってこそでした。また近いうちに2人とも演奏の機会があると良いなと思っています。

『織りなす旋律』のシリーズも近いうちに出来ればと思いますが、お客様に気楽にわかりやすく、難しそうなことを楽しんでいただくために、奏者達自身がしっかり内容をかみ砕いていなければいけないシリーズでもありますので、勉強期間も考えると少々気長にお待ちいただくことになるような気がします。

最後に。この演奏会のプログラムはこんな感じでした。

~プログラム~
1. オラーツィオ・ヴェッキ作曲:『知っているよ、誰が楽しい思いをしているか』
Orazio Vecchi: So ben mi ch’a bon tempo

2. 曽根田駿作曲: 4声のカノンとリチェルカーレ

3. ヨハネス・オケゲム作曲:『不幸が私を襲い』
Johannes Ockeghem: Malor me bat
中島恵美編曲:『不幸が私を襲う』によるシルヴェストロ・ガナッシ風のディミニューション

4. ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ作曲/フランチェスコ・ロニョーニ編曲:『美しきかな、私の愛するものよ』によるディミニューション
Giovanni Pierluigi da Palestrina / Francesco Rognoni:Pulchra es anima mea
5.チプリアーノ・デ・ローレ作曲/リッカルド・ロニョーニ編曲:『別れの時に』によるディミニューション
Cipriano de Rore / Ricardo Rognoni: Ancor che col partire

6. ジャック・アルカデルト作曲:『白く優しき白鳥』
Jacques Arcadelt: Il bianco e dolce cigno
曽根田駿編曲:『白く優しき白鳥』によるジョヴァンニ・マリア・トラバーチ風のディミニューション
休憩
7. ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ作曲/バルトロメオ・デ・セルマ・
イ・サラヴェルデ編曲:『野山は花でにぎわい』
Giovanni Pierluigi da Palestrina / Bartolomeo de Selma y Salaverde: Vestiva i colli

8. ジョヴァンニ・バッティスタ・フォンターナ作曲:ソナタ第6番
Giovanni Battista Fontana: Sonata Sesta

9. エルコーレ・パスクイーニ作曲:トッカータ
Ercole Pasquini: Toccata
10. ダリオ・カステッロ作曲:ソナタ第10番
Dario Castello: Sonata Decima

アンコール ウィリアム・バード作曲:セリンジャーの ラウンド
William Byrd: Sellinger' s Round

1曲だけ1列のハープを使いましたが、他の曲は3列弦のバロックハープだけでこの時代の作品を集めたプログラムにしてみたかったので、今回はとても良い挑戦、良い修行になりました!

中島恵美とのデュオ、イ・フィラトーリ・ディ・ムジカの主催公演もようやく今年最後の公演が終わりました。2023年も2人で知恵を出し合いながら、色々な方のお力もお借りしながら内容を考えています。
迎える年も、どうぞよろしくお願いいたします!



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プロフィール

HN:
曽根田 駿 Soneda Hayao
年齢:
31
性別:
男性
誕生日:
1992/08/31
職業:
チェンバロ、古楽ハープ弾き
自己紹介:
愛媛県松山市出身。
4歳からピアノを始める。
松山南高等学校在学中、チェンバロに出会い転向する。

東京芸術大学音楽学部器楽科チェンバロ専攻卒業。在学中、2年次よりバロックダンス部の部長を務める。
2015年より渡仏し、リヨン国立高等音楽院CNSMDLのチェンバロ専攻学士課程に在学。2018年6月に演奏家ディプロマDNSPMを取得した。
2018年9月より、同校のクラヴサン―通奏低音専攻修士課程、及び古楽ハープ学士課程在学。

ピアノを冨永啓子氏、チェンバロを石川陽子、大塚直哉、西山まりえ、Y.レヒシュタイナー、J-M.エイム、D.ベルナーの各氏に師事。
古楽ハープを西山まりえ、A.モイヨンの各氏に師事。

2014年3月に初のソロリサイタルを萬翠荘(愛媛)にて開催。
2015年3月には『ハープ祭り2015(西山まりえ氏主宰)』において、『プチっとリサイタル』に選出され、ゴシックハープで出演する。
東京芸大在学中より様々なアンサンブルとも共演し、ソロ、通奏低音共に研鑽を積んでいる。

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