pas à pas
前に進もう…少しずつ。少しずつ。
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気づけば年も明けてもう3月。
前にブログを書いたのが2017年8月ということで半年も放置していました…。
自分の不精ぷりにびっくりです(-_-;)
何だかんだ後回し後回しにしてしまって放置していました。
書いていなかったこの半年の間の出来事を、少しずつ備忘録的にまとめてみようかなと思います。今回は昨年10月のボローニャ旅行について書いていこうと思います。
まず10月には学校のプロジェクトで、リコーダーとガンバ弾きの友人3人と、古楽科の主任の先生と共にボローニャに行ってきました。まさかのドライブで休憩時間含めて片道10時間。
僕は国際免許証は持っていないので(持っていても運転したくはないですが…)、友人2人と先生が運転してくれていました。
コンサート前日の夕方に車で到着し、そのまま軽いリハーサルとあいさつのために会場のサン・コロンボ博物館へ。
オルガニストにして音楽学者のLuigiFerdinandoTagliavini氏が所蔵していた楽器(主に鍵盤楽器)を所蔵している楽器博物館ですが、なんと博物館所蔵のオリジナルの楽器を使わせていただいて、全1時間のプログラムを演奏させていただくことが出来ました。
その時の楽器はこちら↑
1685年Mattia di Gandによる製作で、18世紀になってから音域が広げられたローマの楽器です。
前日リハが終わった後は、駆け足ではありますが、実際に音を聴きながら博物館全部の楽器を案内してもらえました。沢山の鍵盤楽器がありましたが、どの楽器も音が出せる状態にしてあることにびっくりしました。
この時に案内して下さった方、実はこの博物館の館長であり、ボローニャの有名な観光地であるサンペトロニオ聖堂のオルガニストを務めているリウヴェ・タミンガLiuwe Tamminga氏であることを後に知りました。
「コンサートの翌日のミサで弾くから聴きにに来ないか?」と誘ってくれる親切な方でした。
コンサートも温かいお客様たちに恵まれて無事終了し、翌日から2日間は観光へ。
まずは、タミンガ氏にお誘いいただいたサンペトロニオ聖堂のミサへ行きました。
何とオルガンバルコニーに上がらせてもらってそこでずっと演奏を聴きながらミサを見学させてもらえました。現在イタリアで演奏可能な最古のオルガンの音色と、素晴らしい即興演奏のテクニックを間近で堪能しました。
同時期にボローニャではチェンバロのコンクールがあったらしく、審査員として呼ばれていたフレデリック・ハース氏も同じようにオルガンの見学に来ていました。
一度日本でレッスンを受けたので、覚えているかどうか尋ねてみると、
「あー覚えているよ‼リヨンで今は勉強してるんだね!素晴らしいね!」
と言ってくださいました。きっと覚えていないだろうなというテンションでしたが(笑)
その後は、斜塔に上ったり
国立絵画館や中世博物館を訪れながら街を散策し、2日間ともへとへとになるまでボローニャを楽しみ、最終日には国立楽器博物館へ行きました。
こちらには図書館が併設されているため、楽器だけでなく古い出版譜、作曲家の手紙や自筆譜なども展示してあり、めちゃくちゃ楽しい博物館でした。
1606年(!)に製作されたとされるチェンバロ。
1625年以前に製作されたトリプルハープ
コルネットとダッラ・カーサの理論書(1584)
食事もちょっとこってりめでしたが美味しい物が多く、とっても有意義な旅でした。
旅費も食費もリヨンのCNSMと、今回のプロジェクトで提携していたボローニャのConservatorioが全部負担してくれるので、経済的にはほとんど負担もなく、なお勉強も沢山出来るというラッキーなプロジェクトでした。
また近いうちに今度は11月から12月くらいのことをまとめてみようと思っていますが、今回はこの辺で。
前にブログを書いたのが2017年8月ということで半年も放置していました…。
自分の不精ぷりにびっくりです(-_-;)
何だかんだ後回し後回しにしてしまって放置していました。
書いていなかったこの半年の間の出来事を、少しずつ備忘録的にまとめてみようかなと思います。今回は昨年10月のボローニャ旅行について書いていこうと思います。
まず10月には学校のプロジェクトで、リコーダーとガンバ弾きの友人3人と、古楽科の主任の先生と共にボローニャに行ってきました。まさかのドライブで休憩時間含めて片道10時間。
僕は国際免許証は持っていないので(持っていても運転したくはないですが…)、友人2人と先生が運転してくれていました。
コンサート前日の夕方に車で到着し、そのまま軽いリハーサルとあいさつのために会場のサン・コロンボ博物館へ。
オルガニストにして音楽学者のLuigiFerdinandoTagliavini氏が所蔵していた楽器(主に鍵盤楽器)を所蔵している楽器博物館ですが、なんと博物館所蔵のオリジナルの楽器を使わせていただいて、全1時間のプログラムを演奏させていただくことが出来ました。
その時の楽器はこちら↑
1685年Mattia di Gandによる製作で、18世紀になってから音域が広げられたローマの楽器です。
前日リハが終わった後は、駆け足ではありますが、実際に音を聴きながら博物館全部の楽器を案内してもらえました。沢山の鍵盤楽器がありましたが、どの楽器も音が出せる状態にしてあることにびっくりしました。
この時に案内して下さった方、実はこの博物館の館長であり、ボローニャの有名な観光地であるサンペトロニオ聖堂のオルガニストを務めているリウヴェ・タミンガLiuwe Tamminga氏であることを後に知りました。
「コンサートの翌日のミサで弾くから聴きにに来ないか?」と誘ってくれる親切な方でした。
コンサートも温かいお客様たちに恵まれて無事終了し、翌日から2日間は観光へ。
まずは、タミンガ氏にお誘いいただいたサンペトロニオ聖堂のミサへ行きました。
何とオルガンバルコニーに上がらせてもらってそこでずっと演奏を聴きながらミサを見学させてもらえました。現在イタリアで演奏可能な最古のオルガンの音色と、素晴らしい即興演奏のテクニックを間近で堪能しました。
同時期にボローニャではチェンバロのコンクールがあったらしく、審査員として呼ばれていたフレデリック・ハース氏も同じようにオルガンの見学に来ていました。
一度日本でレッスンを受けたので、覚えているかどうか尋ねてみると、
「あー覚えているよ‼リヨンで今は勉強してるんだね!素晴らしいね!」
と言ってくださいました。きっと覚えていないだろうなというテンションでしたが(笑)
その後は、斜塔に上ったり
国立絵画館や中世博物館を訪れながら街を散策し、2日間ともへとへとになるまでボローニャを楽しみ、最終日には国立楽器博物館へ行きました。
こちらには図書館が併設されているため、楽器だけでなく古い出版譜、作曲家の手紙や自筆譜なども展示してあり、めちゃくちゃ楽しい博物館でした。
1606年(!)に製作されたとされるチェンバロ。
1625年以前に製作されたトリプルハープ
コルネットとダッラ・カーサの理論書(1584)
食事もちょっとこってりめでしたが美味しい物が多く、とっても有意義な旅でした。
旅費も食費もリヨンのCNSMと、今回のプロジェクトで提携していたボローニャのConservatorioが全部負担してくれるので、経済的にはほとんど負担もなく、なお勉強も沢山出来るというラッキーなプロジェクトでした。
また近いうちに今度は11月から12月くらいのことをまとめてみようと思っていますが、今回はこの辺で。
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プロフィール
HN:
曽根田 駿 Soneda Hayao
年齢:
32
HP:
性別:
男性
誕生日:
1992/08/31
職業:
チェンバロ、古楽ハープ弾き
自己紹介:
愛媛県松山市出身。
4歳からピアノを始める。
松山南高等学校在学中、チェンバロに出会い転向する。
東京芸術大学音楽学部器楽科チェンバロ専攻卒業。在学中、2年次よりバロックダンス部の部長を務める。
2015年より渡仏し、リヨン国立高等音楽院CNSMDLのチェンバロ専攻学士課程に在学。2018年6月に演奏家ディプロマDNSPMを取得した。
2018年9月より、同校のクラヴサン―通奏低音専攻修士課程、及び古楽ハープ学士課程在学。
ピアノを冨永啓子氏、チェンバロを石川陽子、大塚直哉、西山まりえ、Y.レヒシュタイナー、J-M.エイム、D.ベルナーの各氏に師事。
古楽ハープを西山まりえ、A.モイヨンの各氏に師事。
2014年3月に初のソロリサイタルを萬翠荘(愛媛)にて開催。
2015年3月には『ハープ祭り2015(西山まりえ氏主宰)』において、『プチっとリサイタル』に選出され、ゴシックハープで出演する。
東京芸大在学中より様々なアンサンブルとも共演し、ソロ、通奏低音共に研鑽を積んでいる。
にほんブログ村
4歳からピアノを始める。
松山南高等学校在学中、チェンバロに出会い転向する。
東京芸術大学音楽学部器楽科チェンバロ専攻卒業。在学中、2年次よりバロックダンス部の部長を務める。
2015年より渡仏し、リヨン国立高等音楽院CNSMDLのチェンバロ専攻学士課程に在学。2018年6月に演奏家ディプロマDNSPMを取得した。
2018年9月より、同校のクラヴサン―通奏低音専攻修士課程、及び古楽ハープ学士課程在学。
ピアノを冨永啓子氏、チェンバロを石川陽子、大塚直哉、西山まりえ、Y.レヒシュタイナー、J-M.エイム、D.ベルナーの各氏に師事。
古楽ハープを西山まりえ、A.モイヨンの各氏に師事。
2014年3月に初のソロリサイタルを萬翠荘(愛媛)にて開催。
2015年3月には『ハープ祭り2015(西山まりえ氏主宰)』において、『プチっとリサイタル』に選出され、ゴシックハープで出演する。
東京芸大在学中より様々なアンサンブルとも共演し、ソロ、通奏低音共に研鑽を積んでいる。
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