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前に進もう…少しずつ。少しずつ。

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遅くなってしまいましたが18日(日)にくにたち市民芸術小ホールで行われた演奏会、台風の影響で悪天候の中沢山の方が聴きに来てくださいました。
本当にありがとうございました!


古楽の愛好家の方、ガンバの愛好家の方プロの奏者の方など、普段からこの分野の音楽をよく知っている方達から、ハープの通奏低音でのマレは初めてだったけど良かったというお声を沢山かけていただき、とても嬉しかったです。
自作のプレリュードを付けたり、曲の一部をソロで弾かせてもらったり、ハープだけの音を聴いていただくところも、嬉しい言葉を沢山いただきました。

マレの2台のヴィオールのための作品は、高音楽器のトリオと違って低い音域で掛け合いがされる場合がほとんどなのでハープの高い音域で弾きすぎると悪目立ちしてしまうし、かといってバスのラインをハープだけが持つところで聴こえないのもアンバランスだしということで、個人的には色々試行錯誤していました。

今回のプログラムは1686年出版の第1巻からのみだったので、後の時代の作品よりも対位法が割と古めで、ハープでも内声で声部を作って密集の形で弾く方が最終的に上手く行ったのは面白い発見でした。チェンバロで弾くときにも低音楽器とアンサンブルするときには、ソプラノ声部は動きがつまらなくても相手に近い音域に留まって、内声で動きを作るように心がけているのですが、ハープの場合も1人で支えるときにはその方が良い感じに音が混ざっていました。
チェンバロでやるときと大きく違うこととしては、不協和音のときにも強弱を調整しやすいので、ハープの方が弾いていても面白味がありました。その分曲の流れをわかっていない時には全然ダメなのが怖い所でもありますが。。。

調号が増えてくると厳しくはありますが、このあたりのレパートリーもこれからどんどん増やして行けると良いなと思います!

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プロフィール

HN:
曽根田 駿 Soneda Hayao
年齢:
31
性別:
男性
誕生日:
1992/08/31
職業:
チェンバロ、古楽ハープ弾き
自己紹介:
愛媛県松山市出身。
4歳からピアノを始める。
松山南高等学校在学中、チェンバロに出会い転向する。

東京芸術大学音楽学部器楽科チェンバロ専攻卒業。在学中、2年次よりバロックダンス部の部長を務める。
2015年より渡仏し、リヨン国立高等音楽院CNSMDLのチェンバロ専攻学士課程に在学。2018年6月に演奏家ディプロマDNSPMを取得した。
2018年9月より、同校のクラヴサン―通奏低音専攻修士課程、及び古楽ハープ学士課程在学。

ピアノを冨永啓子氏、チェンバロを石川陽子、大塚直哉、西山まりえ、Y.レヒシュタイナー、J-M.エイム、D.ベルナーの各氏に師事。
古楽ハープを西山まりえ、A.モイヨンの各氏に師事。

2014年3月に初のソロリサイタルを萬翠荘(愛媛)にて開催。
2015年3月には『ハープ祭り2015(西山まりえ氏主宰)』において、『プチっとリサイタル』に選出され、ゴシックハープで出演する。
東京芸大在学中より様々なアンサンブルとも共演し、ソロ、通奏低音共に研鑽を積んでいる。

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